📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回は図書館司書の仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから図書館司書を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 契約社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 沖縄県 |
| 勤務時間 | 9:00〜17:30(シフトにより遅番あり) |
| 休日 | 週休2日(シフト制・土日出勤あり) |
| 給料 | 年収250万円 |
| 必要資格 | 司書資格 |
| 業種 | 公共図書館(指定管理者委託) |
| 主な業務内容 | カウンター業務・レファレンス・選書・配架・イベント企画・蔵書管理 |
| 性別 | 女性 |
| 年代 | 20代 |
始めたきっかけ
子どもの頃から本が大好きで、図書館に入り浸っていました。大学で司書資格を取って、「図書館で働くのが夢」と就活で言い続けていたのですが、正規の司書職は自治体の採用枠がほとんどなくて、何年も不合格。結局、指定管理者(民間企業が運営を受託する形態)が募集していた契約社員の求人に応募して、27歳で念願の図書館勤務が始まりました。嬉しさ半分、契約社員という立場への不安が半分でした。
1日の仕事内容
朝9時に出勤して、開館前の準備。返却ポストに入っている本を回収して、状態をチェックしてシステムに返却処理。破損した本は修理に回します。書架の乱れを整えて、新着本を展示コーナーに並べて、開館。
カウンターに座って、貸出・返却・予約の対応。これが一番時間を使う業務です。利用者から「こういう本を探している」と相談されるレファレンス業務もあって、これが司書の腕の見せどころ。「夫の介護について書かれた本はありますか」「戦前の地元の地図を見たいのですが」。質問の内容を聞き取って、最適な資料を探し出す。この瞬間は、自分の知識と検索技術がフル稼働する充実感があります。
午後は配架(返却された本を元の棚に戻す作業)と選書(新しく購入する本を選ぶ作業)。利用者の傾向やリクエストを参考にしながら、限られた予算の中で何を買うかを決めます。月に1回はおはなし会(子ども向けの読み聞かせイベント)の準備と実施もあります。
この仕事できつかったこと
一番きつかったのは年収の低さです。契約社員の手取りは月16万円。沖縄県で一人暮らしをするにはギリギリの金額で、家賃を払って食費を切り詰めて、本を買う余裕すらない。「本が好きで図書館で働いているのに、本を買えない」という矛盾に愕然としました。ボーナスもないし、昇給もごくわずか。同年代の友人たちが年収400万、500万と稼いでいるのを見ると、自分の選択が正しかったのか不安になります。
図書館は「静かで楽な職場」と思われがちですが、実際はクレーム対応も多いです。「予約した本がまだ届かない」「この本の内容が不適切だから撤去しろ」「ホームレスが臭いから追い出せ」。公共施設なのでありとあらゆる人が来るし、どんな要望にも丁寧に対応しなければいけません。
体力的にもきつい面があります。本は重い。返却された本をカートに載せて書架に戻す作業を1日中やっていると、腰が悲鳴を上げます。大型本や図鑑は1冊で数キロあるし、書架の高い位置への配架は踏み台に乗って腕を伸ばす。地味に体力を消耗する仕事です。
この仕事で良かったこと
本に囲まれて働く幸せは本物です。新着本をいち早く手に取れるし、利用者におすすめの本を紹介して「面白かったです!」と報告してもらえたときは最高に嬉しい。レファレンスで難しい質問に答えられたときの達成感も、この仕事ならではの喜びです。
おはなし会で子どもたちがキラキラした目で絵本を見つめているのを見ると、「自分の仕事には意味がある」と感じます。常連のお年寄りが「あなたが選んだ本はいつもいいね」と声をかけてくれるのも、地味だけど嬉しいです。
勤務時間内は基本的に残業がないので、退勤後の時間は自分のために使えます。私は退勤後に書店でアルバイトをして収入を補填していましたが、図書館の仕事自体は精神的なストレスが少なく、心穏やかに過ごせる環境です。
この仕事を辞めた理由
3年間勤めた後、契約更新のタイミングで退職しました。図書館の仕事は大好きでしたが、年収250万円では将来が見えなかった。結婚を考えたときに、この収入では家庭を持てないと判断しました。今は出版社の営業部に転職して、本に関わる仕事は続けています。図書館での経験は、出版社で図書館向け営業をする際に大きな強みになっています。
この仕事が向いている人
本が好きで、人にサービスを提供することに喜びを感じる人に向いています。コツコツした事務作業が得意で、クレーム対応にも冷静に対処できる人であれば、やりがいのある仕事。ただし、高い収入を求める人には正直おすすめできません。正規の司書職は採用枠が極端に少ないので、非正規覚悟で入る場合はライフプランを慎重に考えてください。
この仕事に就きたい人へ一言
図書館司書を目指すなら、正規職員の採用試験に何度もチャレンジしてください。自治体によっては社会人採用枠もあります。非正規で経験を積みながら正規を目指すのが現実的なルートですが、年齢制限がある自治体も多いので早めに動くのが大切です。
司書の経験は出版社、書店、大学図書館、企業の資料室など、本・情報に関わる仕事で幅広く活かせます。図書館だけにこだわらず、「情報を扱うプロ」としてキャリアの幅を広げる視点を持ってください。
よくある質問(FAQ)
Q. 図書館司書になるには資格が必要?
A. 司書資格は大学で所定の単位を取得するか、司書講習を受けて取得できます。ただし資格があっても正規採用は狭き門。非正規のパート・契約社員からスタートするケースが大半です。
Q. 図書館司書の年収はどれくらい?
A. 非正規(契約・パート)だと200〜300万円が相場。自治体の正規職員として採用されれば400万円以上も見込めますが、採用枠は非常に少なく、倍率は数十倍になることもあります。
まとめ
図書館司書は本好きにとって夢のような仕事ですが、年収の低さと正規採用の狭さが最大の壁。レファレンスの知的充実感やおはなし会でのやりがいは本物ですが、非正規雇用では将来設計が厳しいのが現実です。本に関わるキャリアを長く続けるには、図書館にこだわらず「情報のプロ」として視野を広げる戦略が重要です。
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