ヨガインストラクターはきつい?フリーランスの収入不安定さ 【みんなの社畜体験談 #294】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回はヨガインストラクターの仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これからヨガインストラクターを目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 フリーランス
勤務地 長野県
勤務時間 不定(1日2〜5レッスン・移動含む)
休日 不定(週1〜2日休み・自分で調整)
給料 月収22万円(波あり)
必要資格 全米ヨガアライアンスRYT200
業種 フィットネス・ヨガスタジオ
主な業務内容 ヨガスタジオでのグループレッスン指導・パーソナルレッスン・イベント出演・SNS発信
性別 女性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

会社員時代にストレスで体調を崩して、たまたま通い始めたヨガにハマったのがきっかけです。IT企業の事務職を5年やっていて、慢性的な肩こりと不眠に悩まされていた28歳のとき。友人に誘われて体験レッスンに行ったら、終わった後に体が嘘みたいに軽くなったんです。週2回通ううちに不眠も改善されて、「この感動を人に伝えたい」と思うようになりました。30歳で思い切って退職して、バリ島でRYT200の資格を取得。帰国後にフリーランスのヨガインストラクターとして活動を開始しました。

1日の仕事内容

朝6時に起きて、自分のヨガの練習を30分。体を動かしてから1日が始まります。7時半に家を出て、最初のスタジオに8時半着。朝ヨガの60分レッスンを担当。終わったら次のスタジオに移動して、11時から2本目のレッスン。スタジオ間の移動が電車で30〜40分かかることもあって、この移動時間が意外とバカにならない。

お昼は移動中にコンビニで済ませることが多いです。午後は14時からパーソナルレッスン、16時からスタジオのグループレッスンと続きます。夕方のレッスンが終わったら、帰りの電車でSNSの投稿を作成。インスタグラムにヨガポーズの写真やレッスン情報を上げるのも大事な仕事です。帰宅は19時頃。翌日のレッスンのシークエンスを組み立てて、22時には寝る生活。

レッスンがない日はスタジオのオーディションを受けに行ったり、ワークショップで新しい知識を仕入れたり。「休みの日」といっても、完全にオフにできる日は月に3〜4日程度です。

この仕事できつかったこと

収入の不安定さが一番きつかったです。フリーランスのヨガインストラクターは、スタジオとの業務委託契約が基本。1レッスンの報酬は3,000〜5,000円程度で、交通費は自腹のことが多い。週に15本レッスンを持っても月収20万円前後。そこから国民健康保険、国民年金、交通費、ヨガウェア代を引くと、手元に残るのは15万円を切る月もありました。

体が資本なのに、体への負担が大きい矛盾があります。1日3〜4本レッスンをすると、デモンストレーションで何度も同じポーズを取るので関節に負担がかかります。2年目に右肩を痛めてしまい、2か月間レッスン数を減らさざるを得なかった。フリーランスなのでレッスンをしなければ収入ゼロ。傷病手当も有給休暇もない。体を壊したときの不安は会社員時代とは比べ物になりませんでした。

集客のプレッシャーも地味にストレスです。スタジオによっては「参加者5人以下ならレッスンキャンセル」というルールがあって、集客できないとレッスン自体がなくなります。SNSで集客しないといけないのに、フォロワーを増やす方法がわからなくて右往左往した時期もありました。

この仕事で良かったこと

レッスン後に生徒さんが「体が楽になりました」「ぐっすり眠れるようになりました」と報告してくれる瞬間が何より嬉しいです。自分がかつてヨガに救われたように、誰かの体や心を楽にできている実感がある。特に、メンタルを病んでいた生徒さんが数か月後に「ヨガのおかげで薬を減らせました」と泣きながら教えてくれたときは、この仕事を選んで本当によかったと思いました。

好きなことを仕事にできている幸福感は大きいです。会社員時代は日曜の夜に憂鬱だったけど、今は明日のレッスンが楽しみで仕方ない。「仕事に行きたくない」と思ったことが一度もないのは、人生で初めてのことです。

リピーターが増えて「先生のクラスじゃないと嫌です」と言ってもらえるようになったのは、インストラクターとしての自信になりました。固定ファンがつくと収入も安定してくるので、3年目あたりからようやく生活に余裕が出始めています。

この仕事を辞めた理由

辞めていません。フリーランス4年目で、月収はようやく安定して22万円前後。企業の福利厚生ヨガの業務委託契約が取れたのが大きくて、平日昼間の空き時間を埋められるようになりました。今後はオンラインレッスンのプラットフォームも活用して、場所に縛られない働き方を構築していくつもりです。

この仕事が向いている人

ヨガが心から好きで、人に教えることに喜びを感じられる人に向いています。自分の体のメンテナンスができるセルフケア力も必須。フリーランスとして活動するなら、営業力とSNS発信力が収入を左右します。安定した給料がないと不安で仕方ない人には、フリーランスのヨガインストラクターは正直おすすめしません。

この仕事に就きたい人へ一言

ヨガインストラクターで食べていくなら、RYT200の取得はスタートラインに過ぎません。マタニティヨガ、シニアヨガ、アスリートヨガなど専門性を持つと差別化できて、レッスン単価も上がります。企業向けの出張ヨガやオンラインレッスンなど、収入源を複数持つのが安定のコツです。

スタジオの正社員ポジションは年収300〜350万円程度ですが、社会保険完備で安定を取りたい人には選択肢になります。

よくある質問(FAQ)

Q. ヨガインストラクターになるのに資格は必要?

A. 法的に必須の資格はありませんが、全米ヨガアライアンスのRYT200を取得しているのが業界のスタンダードです。RYT200があればほとんどのスタジオのオーディションを受けられます。取得費用は30〜60万円、期間は1〜6か月程度。

Q. ヨガインストラクターの収入はどれくらい?

A. フリーランスで月収15〜25万円が一般的。人気インストラクターで月収40〜50万円。スタジオ正社員なら年収280〜350万円。企業向け出張レッスンやオンラインプログラムを展開すれば、月収50万円以上も狙えます。

まとめ

フリーランスのヨガインストラクターは、収入の不安定さ・体の故障リスク・集客プレッシャーがきつい一方で、人の体と心を楽にできるやりがいと、好きなことを仕事にできる幸福感は何ものにも代えがたい魅力。収入源を複数確保しながら専門性を磨けば、自由度の高いキャリアを築けます。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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