トリマーはきつい?犬猫のカットと噛みつきリスクのリアル 【みんなの社畜体験談 #293】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回はトリマーの仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これからトリマーを目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 正社員
勤務地 神奈川県
勤務時間 9:00〜18:00(予約状況により延長あり)
休日 シフト制(月7〜8日休み・火曜定休が多い)
給料 年収280万円
必要資格 トリマー専門学校卒業(JKC公認トリマーC級取得)
業種 ペットサロン
主な業務内容 犬猫のシャンプー・カット・ブロー・爪切り・耳掃除・肛門腺絞り・健康チェック
性別 女性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

小さい頃から動物が大好きで、実家でずっと犬を飼っていました。高校卒業後に「動物に関わる仕事がしたい」と思ってトリマーの専門学校に進学。2年間みっちり技術を学んで、20歳のときに横浜のペットサロンに就職しました。面接でトイプードルのカットモデルを仕上げたら、オーナーが「基礎はできてるね」と言ってくれて即採用。学校ではおとなしい子ばかり練習していたので、実際の現場が想像以上に過酷だと知ったのは入社初日のことでした。

1日の仕事内容

朝9時にサロンに出勤して、まず掃除と消毒。犬の毛だらけの床をきれいにして、トリミング台やバスタブの消毒をするところから1日が始まります。9時半に最初の予約のお客さんが来店。飼い主さんからカットスタイルの希望を聞いて、ワンちゃんの健康状態を確認してからお預かり。

最初にシャンプー。暴れる子も多いので、片手で犬を押さえながらもう片手で洗います。すすぎ残しがあると皮膚トラブルにつながるので念入りに。その後ブロー。ドライヤーの音を怖がって吠えまくる子もいて、耳がキーンとなります。乾かしてからカット。トイプードルのテディベアカットなら1頭あたりカットだけで40〜50分。バリカンとハサミを使い分けて仕上げていきます。

1日に5〜7頭を担当。お昼休憩は予約の合間に30分取れればいい方で、食べながら次の子のカルテを確認することもしょっちゅうです。爪切り、耳掃除、肛門腺絞りも全頭にやります。夕方に最後のお客さんが引き取りに来て、閉店後にサロンの片付けと消毒をして19時頃に退勤。繁忙期はプラス1〜2時間残業することもあります。

この仕事できつかったこと

噛まれるリスクが常にあるのが一番怖いです。犬も猫も、サロンという慣れない場所で緊張しているので、突然ガブッとくることがあります。入社3か月目にシーズーに右手の親指を本気で噛まれて、血がダラダラ流れて病院に直行。縫合はしなくて済みましたが、しばらくハサミが持てなくて仕事にならなかった。その後も年に何回かは流血沙汰があって、同僚のトリマーは猫に顔を引っかかれて目の近くに傷が残ってしまいました。

腰と手首への負担がすさまじいです。トリミング台は高さがあるんですが、大型犬はシャンプー台で腰を曲げて洗わないといけない。1日に何頭も洗って乾かしてカットして、を繰り返していると、1年目から慢性的な腰痛が出始めました。ハサミを握り続ける手首も腱鞘炎ぎみで、サポーターが手放せません。先輩トリマーは全員何かしら体を壊していて、10年選手で体の不調がない人はいないと聞きました。

給料の安さが精神的にきつかった。専門学校に2年通って資格を取って、朝から晩まで技術職として働いて、手取りは月18万円ちょっと。一人暮らしだと家賃と生活費でほぼ消えます。「好きで選んだ仕事だから」と自分に言い聞かせても、美容室の美容師より明らかに低い待遇に「なぜ?」と思う瞬間は何度もありました。

この仕事で良かったこと

カットが終わってフワフワにかわいくなったワンちゃんを飼い主さんに返すとき、「わー!かわいい!」と喜んでもらえる瞬間が最高です。写真を撮ってSNSに上げてくれるお客さんもいて、「うちの子のカットはここが一番上手」と口コミで指名が増えていくのは本当にやりがいを感じます。自分のカット技術で犬がかわいくなって、飼い主さんが笑顔になって、それが信頼と指名につながっていく。このサイクルが回り始めた2年目くらいから、仕事がどんどん楽しくなりました。

動物と毎日触れ合えるのは、動物好きにとっては天国です。お預かり中にお腹を見せてくれる子や、カット中にウトウトする子を見ると癒されます。常連の子が自分の顔を覚えてくれて、しっぽを振って寄ってきてくれるときは「この仕事を選んでよかった」と心から思います。

技術が目に見えて上達していくのも嬉しいポイントです。1年目は1頭に3時間かかっていたカットが、3年目には1時間半で仕上げられるようになった。ハサミの入れ方一つで仕上がりが変わるので、職人としての成長実感があります。

この仕事を辞めた理由

辞めていません。4年目で、指名のお客さんが30組を超えました。年収は相変わらず低いですが、技術コンテストに出場して入賞したことが自信になっています。将来は独立して自分のサロンを持つのが目標。開業資金を貯めながら、トリミングだけでなくペットホテルやしつけ教室も併設した複合型のお店を構想しています。

この仕事が向いている人

動物が本気で好きな人、手先が器用で細かい作業が得意な人に向いています。犬猫のちょっとした体調変化に気づける観察力も大事。逆に、噛まれるのが絶対に嫌な人や、腰痛持ちの人にはおすすめできません。低収入でも「好きなことを仕事にする」覚悟がある人にフィットする仕事です。

この仕事に就きたい人へ一言

トリマーで年収を上げるなら、独立が一番現実的な選択肢です。雇われだと年収300万円台が天井に近いですが、個人サロンのオーナートリマーなら年収500万円以上も可能。独立前に経営やマーケティングの知識を身につけておくと、開業後の経営がスムーズです。

JKC公認トリマーのB級・A級を取得しておくと、指名獲得や独立後の信頼性に直結します。コンテスト入賞歴もブランディングに使えるので、挑戦して損はありません。

よくある質問(FAQ)

Q. トリマーになるのに資格は必須?

A. 法律上、資格がなくてもトリマーとして働けます。ただし、専門学校でJKC公認トリマーC級を取得してから就職するのが一般的。未経験・無資格OKのサロンもありますが、技術を一から教えてもらえる環境かどうかは事前に確認すべきです。

Q. トリマーの年収はどれくらい?

A. 正社員で年収250〜320万円が相場。経験を積んでも350万円前後が上限のことが多いです。独立してオーナートリマーになれば年収500万円以上も可能ですが、集客力と経営力次第。ペットホテル併設で客単価を上げるのが王道の稼ぎ方です。

まとめ

トリマーは噛みつきリスク・腰痛や腱鞘炎・低い年収がきつい仕事です。しかし、カットでかわいく仕上がった犬を見た飼い主さんの笑顔や、動物と毎日触れ合える環境は、動物好きにとってはかけがえのない魅力。職人として技術を磨き続ける覚悟があれば、独立という大きな目標を見据えたキャリアが描けます。

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トリマーの経験は、ペット業界の店舗マネージャー・商品企画・動物看護助手など幅広い職種で評価されます。年収350万円以上の好条件求人も増加中。自分のスキルが正当に評価される環境を探すなら、転職エージェントに相談してみてください。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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