スポーツジムのインストラクターはきつい?低賃金と体力消耗 【みんなの社畜体験談 #310】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回はスポーツジムのインストラクターの仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これからスポーツジムのインストラクターを目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 正社員
勤務地 新潟県
勤務時間 10:00〜22:00のシフト制(実働8時間・早番遅番あり)
休日 月8日休み(シフト制)
給料 年収300万円
必要資格 特になし(NSCA-CPTなどの資格があれば尚可)
業種 フィットネスクラブチェーン
主な業務内容 スタジオレッスン指導・マシンエリアのフロア巡回・入会案内・体験対応・館内清掃
性別 男性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

大学時代に体育学部でスポーツ科学を専攻していて、卒業後は「好きなことを仕事にしたい」とフィットネスクラブに就職しました。23歳のとき、新潟市にある大手チェーンのジムに入社。面接で「体を動かすのが好きです」と言ったら、「好きなだけじゃ続かないけど、大丈夫?」と釘を刺されました。入社してその意味を痛感しました。好きだからこそきつい、という感覚を初めて知りました。

1日の仕事内容

早番は10時出勤。まずは館内の清掃から始まります。マシンの拭き掃除、シャワールームの点検、プールサイドの水かき。ジムのインストラクターというと華やかなイメージがありますが、実態の半分は清掃業務です。

11時からフロア巡回。マシンエリアを回って、会員さんのフォームをチェックして、声をかける。「肩が上がっていますよ」「膝の角度を意識してみてください」。一日に50〜80人の会員さんと接する。慣れている人には軽い挨拶で済みますが、初心者にはマシンの使い方を一から説明する必要があります。

午後はスタジオレッスンの指導。ヨガ、エアロビクス、筋トレ系のレッスンを1日2〜3本担当。45分〜60分のレッスンで、自分もフルで動きながらお手本を見せて指示を出す。レッスン後は汗だくで息も上がっていますが、会員さんには笑顔で対応。合間に入会案内や体験者への対応も入って、遅番のときは22時に退勤。帰宅したらストレッチをして倒れるように寝る日々でした。

この仕事できつかったこと

体力の消耗が半端ないです。自分が健康でいるために運動しているはずなのに、仕事で体を壊すという矛盾。レッスンで全力で動いた後にフロア巡回、そこから清掃。体が回復する前に次のレッスンが来る。入社して1年で膝を痛めて、整形外科に通いながら仕事を続けていました。お客さんの前では元気に振る舞わないといけないので、痛みを隠して笑顔を作るのが本当に辛かった。

給料の低さは深刻です。年収300万円。手取りにすると月19万円程度。新潟県で一人暮らしだと、家賃を払ったら自由に使えるお金がほとんどない。同年代の友人がIT企業で年収400万円以上もらっているのを聞くと、「好きなことを仕事にした代償がこれか」と虚しくなりました。昇給もほとんどなくて、先輩の給料を聞いて「5年経ってもこの程度か」と絶望したこともあります。

入会ノルマもきつかったです。「今月は新規入会10件」と目標を課されて、体験に来た人に営業をかける。でもフィットネスって本人のモチベーション次第なので、押し売りすると逆効果。「営業はやりたくない、インストラクターとして指導に集中したい」と思っても、会社は売上を求めてくる。理想と現実のギャップに悩む日々でした。

この仕事で良かったこと

会員さんの体が変わっていくのを目の前で見られるのが最高のやりがいです。入会時は「痩せたい」と言っていた女性会員さんが、3か月後に「5キロ落ちました!」と嬉しそうに報告してくれたとき。自分のアドバイスが誰かの人生を変えるきっかけになっていると実感できる瞬間は、この仕事でしか味わえません。

スタジオレッスンで会員さんが一体感を持って盛り上がる瞬間も大好きです。音楽に合わせてみんなで体を動かして、レッスンが終わった後の「楽しかった!」という笑顔。自分が作り出した空間で人が笑顔になる。ライブのステージに立っている感覚に近いかもしれません。

自分自身の体調が良いのもメリットです。毎日体を動かしているので、同年代の中でもずば抜けて体力があります。健康診断は毎年パーフェクト。「仕事が健康法」みたいなもので、これは他の職種では得られない特権だと思います。

この仕事を辞めた理由

辞めていません。4年目でチーフインストラクターに昇格しました。レッスンの本数は減りましたが、新人の育成やレッスンプログラムの企画を任されるようになって、仕事の幅が広がっています。収入面はまだ不満がありますが、パーソナルトレーナーとしての独立を視野に入れて、NSCA-CPTの資格取得を目指しているところです。

この仕事が向いている人

体を動かすのが好きで、人と接するのが得意な人に向いています。自分のトレーニングが好きなだけでなく、「人に教えること」にやりがいを感じるタイプにフィットします。逆に、安定した収入を優先する人や、営業的な仕事が苦手な人には厳しい環境です。体力に自信があるのは大前提ですが、それ以上に「笑顔で人に接し続ける気力」が求められます。

この仕事に就きたい人へ一言

ジムのインストラクターで年収を上げるなら、パーソナルトレーナーへのステップアップが王道。NSCA-CPTやNESTA-PFTの資格を取って、パーソナルジムに転職するか独立すれば、年収500万円以上も射程圏内です。

大手チェーンで経験を積んでから、ブティック型の小規模ジムに移る選択肢もあります。レッスンの単価が高いジムほど、インストラクターの待遇も良い傾向です。

よくある質問(FAQ)

Q. ジムのインストラクターになるのに体育系の学歴は必要?

A. 必須ではありません。未経験・異業種からの転職者も多い業界です。ただし、解剖学や運動生理学の基礎知識があると指導の質が上がります。NSCA-CPTなどの資格を持っていると、採用時に有利です。

Q. インストラクターの年収はどれくらい?

A. 大手チェーンの正社員で250〜350万円。チーフやマネージャーで350〜450万円。パーソナルトレーナーに転向すれば400〜600万円。独立して自分のジムを持てば、年収700万円以上も。

まとめ

スポーツジムのインストラクターは体力消耗・低賃金・入会ノルマがきつい仕事ですが、会員の体が変わる喜びとスタジオレッスンの一体感は他の仕事では味わえないやりがいです。「好きを仕事に」のリアルな代償を理解した上で、パーソナルトレーナーへのステップアップを見据えるなら、挑戦する価値のあるキャリアです。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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