【読者体験談#42】”教える”とは何か。専門学校の講師を経験して分かったこと。

【読者体験談#42】”教える”とは何か。専門学校の講師を経験して分かったこと。

人に教えるというのはとても難しいことです。

みな性格も違うし頭の良さも違う。どのように教えれば伝わるのかと、いろいろ試行錯誤しなければいけません。それってすごく疲れますよね。

【人生いろいろ】様は専門学校の講師をされたそうですが、やはりいろんな生徒がいて楽しかったこともあれば対応に困ったこともあるそうです。

そんな講師をするメリット・デメリットなどご紹介して頂こうと思います。

 

雇用形態 契約社員
勤務地
沖縄県某所
勤務時間
9:00~18:00
休日
土日祝・年末年始
給料
20万
必要資格
教える科目の経験と資格、運転免許証
業種
教育
主な業務内容
専門学校の講師・事務

始めたきっかけ

自分の経験を生かせて、何か新しい経験をしてみたかったので。

1日の仕事内容

(授業関係)授業で使う資料や問題の準備とプリント作業をして、授業を行います。
(学生支援)学生の出欠の確認をし、受け持ちの学生の話を聞き、就職活動の支援を行います。必要であれば、親御さんとの話も行います。
(学生募集)時期の学生募集の為に、オープンスクールや高校生が集まる進学相談会で説明します。
(学校全体)空いている時間には学校全体で必要な資料などの作成をします。施設の清掃や管理を行います。
(イベント)スポーツ大会、遠足、学園祭の準備や管理を行います。
(ミーティング)同僚同士、上司、学校全体の職員のミーティングを密に行って、問題や課題について話し合います。

この仕事できつかった事

専門学校には色んな形で入学してきた学生がいます。
もちろん、自分がなりたい職業へつくために、専門知識を学びたいという気持ちで入ってきた学生も多くいるのですが、中には大学受験で失敗して仕方なく入って来た学生、高校を卒業してまだ働きたくなくて、とりあえず入って来た学生、一度、就職したけど、うまく行かずにリセットするために来た学生など、本当に様々です。

中には問題を起こす学生や反抗的な態度を取る学生もいて、その応対をするのは大変でした。
また、卒業後には就職と言う大きな転機が待っている時期なので、悩む学生も多くて、そのサポートをするのは簡単ではありませんでした。

この仕事で良かった事

学生とのやり取りは大変なことも多かったのですが、その一方、楽しいこともたくさんありました。
学生たちが成長して行く姿をそばで見たり、頑張って資格を取得出来た喜びを分かち合うことが出来た時には、喜びと充実感を味わうことが出来ました。

また卒業後にも、学校や外で会って、その後の成長ぶりを話してくれたり、自分が学生たちにしたことが何か意味がある気がして嬉しかったです。イベントで一緒に色んな所に行ったり、学生たちと色んな話をするのは楽しかったです。人間的にも成長できたと思います。

この仕事を辞めた理由

仕事量が多く、精神的にも大変な割には給与が安く、残業代が付かないなど待遇も悪かったので辞めました。
ただ、一度受け持った学生を途中で置いて辞めることは自分の気持ち的にも嫌だったので、学生たちの卒業を見届けた後、3月末で退職しました。
2年制の学校だったので、1年生の学生は最後まで見てあげることは出来なくて残念だったのですが、数年働いた後は気力が持ちませんでした。

この仕事が向いている人

人に教えることが好きな人と言うのは大事なことですが、それ以外にも、人と交流することが好きな人、人の役に立つことが好きなが向いていると思います。
専門的な知識を教えるだけではなく、学生の相談に乗ったり、就職活動の支援をする必要がありますので、コミュニケーション能力がある人が良いと思います。

待遇面では割に合わないと思うこともありましたが、知識が深まったり、視野が広がりましたし、人間的にも成長できたので、向上心がある人であれば、楽しみながら出来ると思います。

この仕事に就きたい人へ一言

大変なことも多いですが、楽しいことや喜びを感じることが出来たり、得るものも多い仕事です。学生と一緒に成長するという心意気で仕事をされると良いと思います。

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