動画編集者(YouTube)はきつい?納期と低単価の修羅場 【みんなの社畜体験談 #266】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回は動画編集者(YouTube)の仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから動画編集者(YouTube)を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 フリーランス
勤務地 福岡県
勤務時間 不定(1日8〜14時間・深夜作業多い)
休日 不定(月4〜6日程度)
給料 月収30万円(波あり)
必要資格 特になし
業種 動画制作・映像編集
主な業務内容 YouTubeチャンネルの動画編集・テロップ挿入・効果音挿入・サムネイル制作・納品
性別 男性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

大学を卒業した後、IT企業の営業職に就いたんですが、1年半で「向いていない」と悟って退職しました。24歳のとき、趣味でやっていたYouTubeの動画編集を仕事にできないかと考え始めたのがきっかけです。もともと映画が好きで、大学時代に独学でPremiere Proの基本操作は覚えていました。クラウドソーシングサイトで「YouTube動画編集者募集」の案件に片っ端から応募して、最初に受注できたのは1本3,000円のゆっくり解説動画。安すぎると思いましたが、実績を作るために歯を食いしばって受けました。

1日の仕事内容

決まった出勤時間はありません。フリーランスなので自分でスケジュールを組むんですが、結局ほぼ毎日編集しています。朝10時頃に起きて、メールとチャットを確認。クライアントから素材が届いていれば、まず全体を通して視聴して構成を頭に入れます。

午前中にカット編集の大枠を作って、午後からテロップ挿入と効果音の追加。YouTube動画のテロップはテレビのバラエティ番組並みに派手なものを求められることが多くて、1本の動画に100〜200箇所のテロップを入れることもあります。これが一番時間がかかる作業。

夕方にBGMを選んで全体のバランスを調整。サムネイル制作も頼まれている場合は、Photoshopで作成。クライアントのチェック後に修正指示が来るので、対応して再納品。深夜1時〜2時まで作業している日が週の半分以上。常に2〜3本の案件を並行して回しているので、頭の中はいつも納期のことでいっぱいです。

この仕事できつかったこと

単価の安さが一番きつかったです。始めたての頃は1本3,000〜5,000円。10分の動画でも編集に6〜8時間かかるので、時給換算すると400〜600円。コンビニバイト以下です。「実績を積めば単価が上がる」と自分に言い聞かせていましたが、1年経っても1本1万円に届かない案件が大半でした。フリーランスなので交通費も社会保険も自腹。国民健康保険と国民年金の支払いが毎月重くのしかかります。

修正地獄も精神的に消耗します。「テロップの色を変えて」「BGMを別のものに」「この部分のカット、やっぱり入れてください」。1回で済めばいいんですが、3回4回と修正が重なることも。しかも追加料金は発生しないことが多い。自分の時間が際限なく削られていく感覚です。

孤独さも地味にきつい。毎日一人で画面に向かって黙々と作業。会社員時代は同僚とランチに行ったりしていましたが、フリーランスになってからは人と話す機会が激減しました。編集ソフトのタイムラインだけが友達みたいな日々が続くと、ふと「自分は何をやっているんだろう」と虚しくなる瞬間があります。

この仕事で良かったこと

自分が編集した動画の再生回数が伸びたときは最高に嬉しいです。あるチャンネルの動画が100万回再生を達成して、クライアントから「編集のおかげで伸びました」と言われたときは、涙が出そうになりました。自分の技術が数字として返ってくるのは、この仕事ならではの醍醐味です。

単価が徐々に上がってきたのも実感しています。2年目からは1本2〜3万円の案件を安定して受注できるようになり、月収30万円のラインに乗りました。YouTube以外にも企業のプロモーション動画やウェディングムービーの依頼も入るようになって、収入源が分散されてきました。

好きな時間に好きな場所で働けるのはフリーランスの最大の魅力。カフェで作業することもあるし、旅先でパソコンを開いて編集することも。時間の自由があるぶん、映画やYouTubeのインプットを「仕事の一部」として正当化できるのも嬉しいポイントです。

この仕事を辞めた理由

辞めていません。フリーランス3年目で、月収は安定して30万円前後。単価交渉のスキルも身について、1本5万円以上の案件も増えてきました。最近はAfter Effectsでモーショングラフィックスも覚え始めていて、付加価値をつけることで更なる単価アップを目指しています。将来的には動画制作チームを作って、ディレクター側に回りたいと思っています。

この仕事が向いている人

映像やYouTubeが好きで、地道な作業を何時間も集中して続けられる人に向いています。細部にこだわれる完璧主義者が良い編集者になれます。逆に、安定した収入が欲しい人やコミュニケーションが好きな人には、フリーランスの動画編集はストレスが大きい。孤独と不安定に耐えられるメンタルが必須です。

この仕事に就きたい人へ一言

動画編集で稼ぐなら、最初は低単価でも数をこなして実績を作ることが大事。ポートフォリオを充実させてから営業すれば、単価交渉が格段にしやすくなります。Premiere Proは必須、After Effectsができると差別化になります。

YouTube編集だけで食べていくのは単価的に厳しいので、企業VP(ビデオプロダクション)やSNS広告の動画制作にも手を広げると、月収50万円以上が視野に入ります。

よくある質問(FAQ)

Q. 動画編集者になるのにスクールは必要?

A. 独学でも十分に始められます。YouTubeのチュートリアル動画やUdemyの講座で基礎は学べます。ただし、スクールに通うと仲間ができるので情報交換や案件紹介のネットワークが広がるメリットはあります。

Q. 動画編集のフリーランスの月収はどれくらい?

A. 始めたての頃は月5〜10万円、1年経験を積むと月15〜30万円が目安。企業案件も受注できるようになれば月40〜60万円も。After Effectsでモーショングラフィックスができると、さらに単価が上がります。

まとめ

YouTube動画編集のフリーランスは低単価・修正地獄・孤独との戦いがきつい反面、再生回数が伸びたときの達成感と時間の自由が魅力です。最初の1〜2年は収入が不安定ですが、実績を積んで単価交渉できるようになれば生活は安定します。映像制作が心から好きで、不安定さに耐えられるなら、挑戦する価値のあるキャリアです。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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