社労士事務所で働くリアル。資格なしで入ったら覚えることが膨大だった 【みんなの社畜体験談 #140】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回は該当職種の仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから該当職種を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 正社員
勤務地 埼玉県
勤務時間 9:00〜18:00(繁忙期は残業あり)
休日 土日祝
給料 年収280万円
必要資格 特になし(社会保険労務士資格あれば優遇)
業種 士業・人事労務
主な業務内容 社会保険労務士事務所での労務手続き・給与計算
性別 女性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

前職の一般事務の仕事が物足りなくなり、専門性のあるスキルを身につけたいと思い、社労士事務所に転職しました。社労士の資格はまだ持っていませんでしたが、「資格なしでも可、実務を覚えながら勉強できます」という求人に惹かれて応募。人事や労務に興味はあったので、未知の世界に飛び込む気持ちでした。

1日の仕事内容

朝9時に出勤。まずはメールチェックで、クライアント企業からの問い合わせ内容を確認します。

午前中は社会保険・雇用保険の手続き業務がメインです。入社・退社に伴う資格取得届・資格喪失届の作成、扶養追加の届出、産休・育休の申請書類作成。電子申請が増えたとはいえ、紙の届出が残っている手続きもまだまだあります。

午後は給与計算の業務。クライアント企業から送られてくるタイムカードや勤怠データをもとに、給与を計算します。社会保険料、所得税、住民税の控除を間違えると大変なので、何度もチェックします。担当しているクライアントは15社ほど。

合間に就業規則の改定や、助成金の申請書類の作成なども。18時に退勤が基本ですが、算定基礎届の時期(6〜7月)や年末調整の時期(11〜12月)は残業が増えます。

この仕事できつかったこと

覚えることの膨大さに最初は圧倒されました。健康保険法、厚生年金保険法、雇用保険法、労災保険法、労働基準法…法律の範囲が広すぎて、何が何だかわからない状態が半年くらい続きました。

しかも法改正が頻繁にある。去年まで正しかった処理が、今年から変わっていることがザラ。常にアップデートしていないと、間違った手続きをしてしまう怖さがあります。

給料の低さも正直辛かったです。年収280万円は埼玉県でも厳しい水準。社労士の資格を取れば待遇が上がると言われましたが、勉強しながら働くのは体力的にきつかったです。

この仕事で良かったこと

社会保険や労働法の知識は、自分自身の生活にも直結します。「傷病手当金の申請方法」「育休中の社会保険料免除」「失業保険の受給条件」など、知らないと損する知識が自然と身につきました。友人や家族に聞かれることも多く、頼りにされるのは嬉しかったです。

クライアント企業の人事担当者から「助かりました!」と感謝されるのもやりがいのひとつ。特に助成金の申請が通ったときは、一緒に喜んでくれるので報われた気持ちになります。

事務職としての専門性が身につくので、転職市場でも評価されます。「社労士事務所で3年の実務経験」は、企業の人事部門への転職で大きなアドバンテージになりました。

この仕事を辞めた理由

3年間の実務経験を積んだ後、企業の人事部門に転職しました。事務所では複数のクライアントを回す「広く浅く」の仕事でしたが、一つの会社の人事制度を深く作り込みたいと思ったのが理由です。年収は100万円以上アップしました。

この仕事が向いている人

細かい事務作業が得意で、法律の条文を読むのが苦にならない人に向いています。地味な作業が多いので、コツコツ型の人が活躍しやすいです。法改正に興味を持てる、学び続ける姿勢がある人にはぴったり。逆に、ルーティンワークが苦手な人、数字が嫌いな人には辛い環境かもしれません。

この仕事に就きたい人へ一言

社労士事務所は「覚えることが多くて最初はしんどい」が、乗り越えれば確実にスキルアップできる環境です。資格がなくても実務経験は積めるので、まずは飛び込んでみてください。

将来的に社労士を目指すなら、実務と並行して勉強するのは効率がいいです。ただし、繁忙期の残業と試験勉強の両立はかなりハード。事務所選びの段階で、勉強時間を配慮してくれるかどうかを確認しておきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 社労士事務所に資格なしで入れる?

A. 入れます。むしろ、資格なしのスタッフが多い事務所のほうが多いです。簿記や人事の経験があればプラスになりますが、未経験でもOKの事務所は少なくありません。まずは実務経験を積みながら資格取得を目指すパターンが一般的です。

Q. 社労士事務所から企業人事に転職できる?

A. 十分可能です。社労士事務所での実務経験は、企業の人事・労務部門で高く評価されます。特に社会保険手続きや給与計算の実務経験がある人は引く手あまた。年収も大幅にアップするケースが多いです。

まとめ

社労士事務所の仕事は覚えることが膨大で、給料も最初は低いですが、社会保険や労働法の専門知識は一生の財産です。実務経験を3年積めば、企業人事への転職で大幅な年収アップも狙えます。地味でも確かなスキルを身につけたい人には、おすすめの環境です。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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