📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回は人事(採用担当)の仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから人事(採用担当)を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 正社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 岐阜県 |
| 勤務時間 | 9:00〜18:00(面接対応で残業あり) |
| 休日 | 完全週休2日(土日祝) |
| 給料 | 年収420万円 |
| 必要資格 | 特になし(人材業界経験があれば尚可) |
| 業種 | IT企業(従業員300名規模) |
| 主な業務内容 | 中途採用の企画・母集団形成・書類選考・面接調整・内定者フォロー・入社手続き |
| 性別 | 女性 |
| 年代 | 20代 |
始めたきっかけ
新卒で入った人材紹介会社で法人営業を3年やっていました。企業の採用担当者と日常的にやり取りする中で、「採用する側のほうが面白そうだな」と感じるようになったのがきっかけです。28歳のとき、港区のIT企業が採用担当を募集しているのを見つけて応募しました。面接で「人材業界にいたので採用の全体像は把握しています」と伝えたところ、「その視点はうちに足りないから、ぜひ来てほしい」と即内定。期待に胸を膨らませて入社したんですが、実際の採用担当は想像の何倍も板挟みの連続でした。
1日の仕事内容
朝9時に出社して、まず求人媒体の管理画面を開きます。応募者のレジュメを確認し、書類選考を行うのが午前中のルーティンです。月によって差はありますが、1ポジションあたり50〜80件の応募が来るので、書類だけで1日20〜30通に目を通します。「この人は現場の求める要件に合うか」を見極めながら、通過・不通過の判断をする。判断を間違えると、面接後に現場から「なんでこの人を通したの?」と言われます。
午後は面接の嵐です。候補者の一次面接を自分が担当することもあれば、現場の面接官と候補者のスケジュール調整に奔走することもある。1日に3〜4件の面接が入る日はザラで、面接の合間にエージェントからの電話やメールにも対応。内定を出した候補者への条件面談、入社手続きの案内も並行して進めます。
夕方になると、採用進捗のデータをまとめて上長に報告。「今月の採用目標に対して、あと何人足りない」という数字をトラッキングします。面接が18時以降に入ることも多く、候補者が現職の終業後に来るため、20時まで面接対応している日が月の半分以上ありました。
この仕事できつかったこと
一番きつかったのは、応募者と現場の板挟みです。現場のマネージャーは「即戦力が欲しい。経験5年以上、特定のスキルセット必須」と言う。でも実際の応募者の中にそこまでピッタリの人はなかなかいない。「この方は経験3年ですがポテンシャルが高いです」と推薦しても、「ポテンシャルじゃ困るんだよ、教える余裕がないんだから」と突き返される。逆に、応募者側からは「なぜ書類で落ちたのか理由を教えてほしい」と詰め寄られる。双方の間に立って調整するのが、精神的にものすごく消耗しました。
採用目標のプレッシャーも重いです。「今期中にエンジニアを5名採用」という数字を課せられて、未達だと経営層から「なぜ採れないのか」と詰められる。でも採用って水物で、どんなに母集団を集めても辞退されることもあるし、内定を出しても競合に持っていかれることもある。自分のコントロール外の要素が多い仕事なのに、結果だけで評価されるのが辛いところです。
そして意外ときつかったのが、不採用の通知を送り続ける精神的な負担。一人ひとり職務経歴書を読んで、その人の人生やキャリアを知った上で「今回はご縁がなかったということで」と伝える。相手にとっては人生の重要な局面なのに、こちらはそれを毎日何十件もさばいている。感覚が麻痺してくる自分にゾッとすることがありました。
この仕事で良かったこと
自分が採用した人が社内で活躍しているのを見ると、この仕事をやっていてよかったと心から思えます。入社時に「ここで頑張ります」と言っていたエンジニアが、半年後にチームリーダーに昇格して、全社会議で表彰されていた。そのとき本人から「採用面接のとき、ケンタロウさんが丁寧に会社の雰囲気を教えてくれたから、入社を決められました」と言われたときは、泣きそうになりました。
経営と現場の両方の視点を持てるようになるのも、採用担当のメリットです。経営層の事業計画を理解した上で、現場のニーズを汲み取る。人材紹介会社にいたときは見えなかった「企業側の論理」が手に取るようにわかるようになりました。このスキルは人事以外のキャリアにも活きると確信しています。
人に会う仕事なので、人脈が自然と広がります。エージェントの担当者、他社の人事担当者、業界のコミュニティ。採用担当は社外との接点が多い仕事なので、情報感度が上がるのも大きなメリットです。
この仕事を辞めた理由
辞めていません。4年目で、新卒採用のプロジェクトリーダーも任されるようになりました。板挟みは相変わらずですが、「それが自分の存在意義だ」と割り切れるようになってきました。将来的にはHRBP(ビジネスパートナー)として、採用だけでなく組織開発にも関わっていきたいと思っています。
この仕事が向いている人
コミュニケーション力が高くて、調整役を苦にしない人に向いています。相手の立場に立って考える共感力がある一方で、冷静にジャッジを下せるバランス感覚も必要。人が好きなだけでは潰れます。「感情を入れすぎず、でも冷たくもならない」という絶妙なラインを保てるタイプがこの仕事には合います。逆に、白黒はっきりつけたい人や、人の評価に関わる判断がストレスになる人には厳しい仕事です。
この仕事に就きたい人へ一言
採用担当はキャリアの選択肢が広い仕事です。HRBP、人事マネージャー、採用コンサルタント、人材紹介会社のRA(リクルーティングアドバイザー)。人事系の中でも採用領域は実務経験を求められるポジションが多いので、経験を積めば転職市場での価値が一気に上がります。
数字で語れる実績を作ることが大切です。「年間〇名採用」「採用コスト一人あたり〇万円削減」「内定承諾率〇%改善」。こうしたデータを積み上げておくと、転職時に圧倒的な説得力を持ちます。
よくある質問(FAQ)
Q. 人事の採用担当に未経験から転職できる?
A. 可能です。特に人材業界(人材紹介・派遣)の経験があれば、採用担当へのキャリアチェンジは比較的スムーズです。営業や接客の経験でも、対人スキルを評価されて採用されるケースがあります。
Q. 採用担当の年収はどれくらい?
A. メンバークラスで350〜450万円、リーダークラスで450〜550万円、マネージャークラスで600〜800万円が目安です。大手企業やIT企業では人事全般を任されるポジションで年収700万円以上も珍しくありません。
まとめ
人事の採用担当は、応募者と現場の板挟み・採用目標のプレッシャー・不採用通知の精神的負担がきつい仕事です。しかし、自分が採用した人が活躍する喜びと、経営視点が身につくキャリアのメリットは大きい。調整力と冷静な判断力を磨けば、HRBPや人事マネージャーへのステップアップが見えてきます。
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