📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回は社内通訳の仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから社内通訳を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 正社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 千葉県 |
| 勤務時間 | 9:00〜18:00(会議スケジュールにより前後あり) |
| 休日 | 完全週休2日(土日祝) |
| 給料 | 年収500万円 |
| 必要資格 | TOEIC 970点・ビジネス英語検定上級 |
| 業種 | 外資系メーカー(日本法人) |
| 主な業務内容 | 社内会議の逐次通訳・同時通訳・海外本社との電話会議通訳・議事録作成・翻訳業務 |
| 性別 | 女性 |
| 年代 | 30代 |
始めたきっかけ
アメリカの大学を卒業して、最初は国内のメーカーで海外営業をやっていました。英語でのやり取りは日常的にありましたが、通訳は専門の人がやるものだと思っていたんです。転機は29歳のとき。外資系メーカーの日本法人が「社内通訳・翻訳スペシャリスト」を募集しているのを見て応募しました。面接で模擬通訳テストがあって、役員2人の会話をその場で通訳するという緊張の場。なんとか乗り切って採用。入社してから「社内通訳ってこんなにきつかったのか」と思い知ることになります。
1日の仕事内容
朝9時に出社して、その日の会議スケジュールを確認。多い日は4〜5件の会議通訳が入っています。まず午前中に日本人の経営陣とアメリカ本社のVPとのビデオ会議。日本側の発言を英語に、アメリカ側の発言を日本語に逐次通訳していきます。経営層の話は専門用語が多いので、事前に議題の資料を読み込んで準備。
お昼を挟んで、午後は技術部門のミーティング。新製品の仕様について日米のエンジニアが議論する場に入って通訳。技術的な内容は正確さが命で、ニュアンスを間違えると設計に影響が出かねない。かなりの緊張感があります。
会議と会議の間に議事録を英語と日本語の両方で作成。夕方は翻訳業務。社内文書、プレゼン資料、メールの翻訳。定時の18時に上がれる日は半分くらいで、急な会議が入ると19時〜20時になることも。帰宅後に翌日の会議資料を予習するのが日課です。
この仕事できつかったこと
通訳中の「頭が真っ白になる」瞬間が一番怖いです。話者の発言を聞き取って、瞬時に他言語に変換するのは脳のフル回転。長い会議の後半になると集中力が切れてきて、一瞬何を言っているのかわからなくなることがある。役員会議でそれが起こったときは、冷や汗が止まりませんでした。「すみません、もう一度お願いします」と言い直すのは、自分のプライドだけでなく会議の流れも止めてしまう。このプレッシャーは慣れてもゼロにはなりません。
日本側と海外側の板挟みがきつかったです。日本の役員が曖昧な表現をして、アメリカ側が「結局YesなのかNoなのか?」と詰めてくる。日本語のニュアンスをそのまま英語にすると意味が通じないので、通訳者が「意訳」する必要がある。でも意訳しすぎると「俺はそんなこと言ってない」と日本側から怒られる。双方の文化差を埋める橋渡し役の負担は想像以上でした。
常に「正解」を求められるストレスもあります。通訳のミスは即座にバレる。訳を間違えた瞬間に「それは違う」と指摘されると、会議室の空気が凍る。完璧を求められるのに、完璧は不可能。このギャップが精神的にすり減ります。
この仕事で良かったこと
難しい会議を乗り切った後の達成感は格別です。経営層同士のシビアな交渉を2時間通訳して、双方が合意に至ったとき。日本側の役員から「君の通訳のおかげでうまくまとまったよ」と言われたときは、背骨が伸びるような誇らしさがありました。自分の通訳がビジネスの意思決定に直結している責任感と充実感は、他の仕事では味わえません。
英語力が飛躍的に伸びます。毎日、経営・技術・法務・マーケティングとあらゆる分野の英語を高速でアウトプットし続けるので、語彙力も瞬発力も格段に上がります。社内通訳を3年やった今、どんな場面でも英語で困ることはなくなりました。
正社員として安定した給与と福利厚生があるのは、フリーランス通訳者にはない安心感です。ボーナスも出るし、有給休暇も取れる。外資系なので年収500万円スタートで、昇給の余地もあります。
この仕事を辞めた理由
辞めていません。4年目で、社内での信頼が厚くなり、重要な会議ほど指名されるようになりました。通訳だけでなく、日本と海外の橋渡し役としてプロジェクトマネジメントに関わる機会も増えています。キャリアの次のステップとして、通訳・翻訳チームのマネージャー職を目指しています。
この仕事が向いている人
英語と日本語の両方が高いレベルで使えて、瞬発力がある人に向いています。頭の回転が速く、プレッシャーに強い精神力が必須。異文化コミュニケーションに興味があって、「言葉の裏にある意図」を汲み取れる感性も大事。完璧主義すぎると自分を追い詰めるので、「80点でOK」と割り切れるバランス感覚も必要です。
この仕事に就きたい人へ一言
社内通訳のキャリアパスは大きく2つ。一つは通訳・翻訳チームのマネージャーとして管理職に進む道。もう一つは社内通訳の経験を武器にフリーランスの会議通訳者として独立する道。フリーの会議通訳は日給3〜5万円が相場で、トップクラスなら日給10万円も。
社内通訳から事業サイドに移って、海外事業担当や経営企画に転身する人もいます。通訳で培った経営知識と語学力は、ビジネスパーソンとしても大きな武器になります。
よくある質問(FAQ)
Q. 社内通訳に必要なスキルは?
A. TOEIC 900点以上は最低ライン。それに加えて、逐次通訳と同時通訳の実技スキルが必要です。ビジネス知識も求められるので、MBA的な経営用語や業界用語の知識があると有利。通訳学校で1〜2年トレーニングを受けてから転職するのが一般的なルートです。
Q. 社内通訳の年収はどれくらい?
A. 外資系企業の社内通訳で年収450〜600万円が相場。マネージャー職に上がると600〜800万円。日系大手企業だと400〜550万円程度。フリーランスの会議通訳者は年収600〜1,000万円のレンジが多いです。
まとめ
社内通訳は「頭が真っ白になる」恐怖・日本と海外の板挟み・完璧を求められるプレッシャーがきつい一方、ビジネスの意思決定に直結する責任感と英語力の飛躍的な成長が魅力です。正社員として安定した環境で通訳スキルを磨ける貴重なポジションであり、キャリアの選択肢も広がります。
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