ECサイト運営担当はきつい?受注処理と問い合わせ対応の毎日 【みんなの社畜体験談 #264】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回はECサイト運営担当の仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これからECサイト運営担当を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 正社員
勤務地 大阪府
勤務時間 9:30〜18:30(繁忙期は残業あり)
休日 完全週休2日(土日祝)
給料 年収350万円
必要資格 特になし
業種 アパレルEC
主な業務内容 受注処理・在庫管理・商品ページ作成・カスタマー対応・発送手配
性別 女性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

アパレルの店舗販売員を3年やっていたんですが、立ち仕事の体力的な限界と、土日休みへの憧れから転職を決意しました。27歳のとき、大阪のアパレル会社がEC部門の運営スタッフを募集しているのを見つけて応募。面接で「Excelは使えますか?」と聞かれて「多少は」と答えたのが正直なところでしたが、「店舗での接客経験があるなら、お客様対応は即戦力だね」と評価されて採用に。オフィスワークは初めてだったので、座って仕事ができるだけで最初は感動していました。

1日の仕事内容

朝9時半に出勤して、まず前日夜から朝にかけての受注メールを確認します。1日の受注件数は平均80〜120件。注文内容を確認して、在庫を引き当てて、倉庫への出荷指示を出す。これが午前中のルーティン。在庫切れの商品があれば、お客さんにメールで連絡して代替品の提案やキャンセル対応。

お昼を挟んで、午後はカスタマー対応がメインです。「サイズが違う」「色がイメージと違う」「届かない」。電話とメールで次々に問い合わせが入ります。返品・交換の手続き、配送業者への確認、クレーム対応。1日に20〜30件のメール返信をこなします。

合間に商品ページの更新作業。新商品の写真をリサイズして説明文を書いて、ECモール(楽天・Yahoo!ショッピング)にアップ。セール時期はバナー作成やクーポン設定も。夕方にはその日の売上レポートを作成して上司に報告。定時の18時半に上がれる日は半分くらいで、繁忙期は20時〜21時になることもありました。

この仕事できつかったこと

問い合わせ対応のストレスが一番きつかったです。ECのお客さんは顔が見えないぶん、文面が攻撃的になりがちで、「詐欺じゃないのか」「二度と買わない」「消費者センターに連絡する」みたいなメールが毎日のように来ます。一件一件丁寧に対応しても、感謝の返信が来ることはほとんどない。クレーム処理に追われていると、自分が何のためにこの仕事をしているのかわからなくなる瞬間がありました。

セール時期の業務量が鬼です。楽天スーパーセールやブラックフライデーの期間は受注件数が通常の3〜4倍になります。出荷指示が追いつかない、問い合わせが殺到する、在庫管理がバグる。残業して対応しても翌朝にはまた未処理の山。年に4〜5回あるセール時期は毎回地獄でした。

地味にきつかったのが、業務の幅が広すぎること。受注処理、在庫管理、ページ制作、カスタマー対応、データ分析。全部一人でやらないといけない。専門性が深まらないまま、浅く広い作業を延々と回している感覚。スキルが積み上がっている実感が薄くて、キャリアへの不安が常にありました。

この仕事で良かったこと

自分が作った商品ページの売上が伸びたときは素直に嬉しいです。写真の撮り方やキャッチコピーを工夫して、前月比150%の売上を出したときは上司にも褒められました。EC運営は数字がダイレクトに見えるので、成果が可視化されるのはモチベーションにつながります。

店舗販売と違って座って仕事ができるのは、体力面では圧倒的に楽でした。土日祝が休みになったのも大きい。友人との予定が合うようになって、プライベートの充実度は転職前と比べ物になりません。

Webマーケティングの知識が自然と身につくのも良かったです。SEO、広告運用、アクセス解析。仕事で覚えたスキルは副業や転職でも活きるので、「潰しが利くスキル」を習得できている感覚があります。

この仕事を辞めた理由

辞めていません。3年目で、後輩の指導を任されるようになりました。業務の幅が広いのは相変わらずですが、それを「何でもできる」強みとして捉えるようにしています。将来的にはECマーケティングの専門性を深めて、Webマーケター職にステップアップしたいと考えています。

この仕事が向いている人

マルチタスクが得意で、細かい作業を正確にこなせる人に向いています。数字を見ながら改善を重ねるのが好きなタイプにはフィットします。接客経験がある人はカスタマー対応がスムーズ。逆に、一つのことに集中して深堀りしたいタイプや、クレーム対応が極端に苦手な人には辛い仕事です。

この仕事に就きたい人へ一言

EC運営は「なんでも屋」になりがちですが、そこから専門性を選んで尖らせるのがキャリアアップのコツです。SEOに強くなるか、広告運用を極めるか、CRM(顧客管理)のプロになるか。方向性を決めて深堀りすれば、年収500万円以上のWebマーケター職への転職が見えてきます。

GA4やGoogleサーチコンソールの使い方は独学で覚えられるので、まずはデータ分析から始めるのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q. ECサイト運営に必要なスキルは?

A. Excelの基本操作、メール対応力、写真編集(Photoshop/Canvaなど)が最低限必要です。HTMLの基礎知識があるとページ制作で役立ちます。専門的なスキルよりも、マルチタスク力と正確性が重視される仕事です。

Q. EC運営の年収相場は?

A. 未経験の初年度で280〜350万円、3年目で350〜400万円が一般的です。マーケティングスキルを磨いてWebマーケター職に転向すれば、年収500〜600万円も狙えます。

まとめ

ECサイト運営はクレーム対応のストレスとセール時期の激務がきつい一方で、数字で成果が見える達成感とWebマーケティングのスキルが身につく仕事です。業務の幅が広い「なんでも屋」からいかに専門性を磨くかがキャリアの分かれ目。土日祝休みでデスクワークに転向したい人にとっては、接客経験を活かせる現実的な選択肢です。

📌 EC運営の経験を活かしてキャリアアップしたい方へ

ECサイト運営で培ったWebマーケティングスキルは、デジタルマーケター・CRM担当・EC戦略企画など多くの職種で高く評価されます。年収450万円以上の非公開求人も多数。今の環境から一歩踏み出すなら、転職エージェントに相談してみてください。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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