中小企業の情シスは何でも屋?一人情シスのリアルな日常 【みんなの社畜体験談 #185】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回は中小企業の情シスの仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから中小企業の情シスを目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 正社員
勤務地 埼玉県
勤務時間 9:00〜18:00
休日 完全週休2日(土日祝)
給料 年収380万円
必要資格 特になし(基本情報技術者あると有利)
業種 製造業(社内IT部門)
主な業務内容 社内システムの運用保守・ヘルプデスク・PC管理・ネットワーク管理
性別 男性
年代 30代
目次

始めたきっかけ

前職はSIerでSEをしていたのですが、客先常駐の生活に疲れて転職を考えました。「社内SE」という働き方に惹かれて、従業員200名ほどの製造業の会社に情シス担当として入社しました。面接では「IT部門の強化をしたい」と言われたのですが、実際に入ってみたらIT部門は自分一人。いわゆる「一人情シス」でした。

1日の仕事内容

9時に出社したら、まず社内システムの稼働状況を確認します。ファイルサーバー、メールサーバー、基幹システム。異常がなければ一安心。

そこからはヘルプデスク対応の嵐です。「プリンターが動かない」「パスワードを忘れた」「Excelが固まった」「メールが送れない」。内線が鳴り続ける日もあります。社員のITリテラシーは本当にバラバラで、マウスの使い方から説明することもありました。

合間を縫って、PCのキッティングやソフトウェアのアップデート、セキュリティパッチの適用。新入社員の入社時期はPC準備とアカウント設定で忙殺されます。

午後はベンダーとの打ち合わせや、基幹システムの改修相談。予算の承認を取るために、ITに詳しくない経営層に向けた資料作りにも時間を使います。

18時に定時退勤したいのですが、「今日中に直してほしい」という駆け込み依頼で19時を過ぎることも週に2〜3回あります。

この仕事できつかったこと

一番きつかったのは、すべてが自分一人にかかっている重圧です。自分が休んだらIT関連のトラブルに対応できる人がいない。インフルエンザで寝込んだときも、自宅から電話でリモート対応したことがあります。有給が取りづらいどころか、取る気になれない環境でした。

「何でも屋」になってしまうのもつらいです。ネットワーク構築からコピー機の修理、携帯電話の契約管理、果てはオフィスの電球交換まで。「ITっぽいこと」は全部自分に回ってきます。専門外のことまで求められるのに、給料は据え置き。

経営層のIT理解が低いことも苦労の種です。「セキュリティ対策に予算をください」と言っても「今まで問題なかったでしょ?」で却下される。何か起きてからでは遅いのに…と歯がゆい思いをしました。

この仕事で良かったこと

社内で「困ったらあの人に聞けば解決する」と頼りにされるポジションなので、感謝される機会は多いです。「助かりました!」の一言が日々のモチベーションでした。

インフラからアプリケーションまで幅広く経験できるので、スキルの幅は確実に広がります。SIer時代は担当領域が狭かったのですが、一人情シスになってからネットワーク、サーバー、セキュリティ、ベンダー管理と守備範囲が一気に広がりました。

残業が多い日もありますが、炎上プロジェクトで終電帰りだったSIer時代に比べれば、ワークライフバランスは格段に良くなりました。

この仕事を辞めた理由

3年間勤めましたが、もう一人情シスは限界だと感じて転職しました。「IT部門を増員する」という話が何度も流れ、このまま一人で背負い続けるのは体力的にも精神的にも無理だと判断しました。

この仕事が向いている人

広く浅くITの知識がある人、一つの分野を極めるよりいろんなことをやりたい人に向いています。コミュニケーション力は必須で、ITに詳しくない社員にもわかりやすく説明できる人は重宝されます。逆に、自分の専門分野を深く追求したい人や、チームで仕事がしたい人は一人情シスだとストレスが溜まると思います。

この仕事に就きたい人へ一言

一人情シスは本当に大変ですが、得られる経験は貴重です。何でもやらされるからこそ、転職市場での評価は意外と高い。インフラもアプリもベンダー管理もできる人材は重宝されます。

ただし、入社前に「IT部門の人数」と「経営層のIT理解度」は必ず確認してください。一人情シスを募集している会社がすべて悪いわけではないですが、IT投資に理解がない会社だと消耗するだけです。面接で「年間のIT予算はどれくらいですか?」と聞いてみるのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q. 一人情シスの年収はどれくらい?

A. 中小企業だと350〜450万円が相場です。IT専門職としては低めですが、大手の社内SEに転職すれば500万円以上も狙えます。一人情シスの経験は転職で評価されやすいです。

Q. 情シスに必要な資格は?

A. 必須の資格はありませんが、基本情報技術者やITILファンデーション、CCNA(ネットワーク系)があると業務に役立ちます。資格取得を支援してくれる会社を選ぶのも一つの手です。

まとめ

中小企業の一人情シスは、社内ITの何でも屋として幅広い業務をこなす大変な仕事です。孤独な戦いになりがちですが、感謝される場面は多く、スキルの幅も広がります。経営層のIT理解と増員の見込みがある会社なら、やりがいを持って働ける環境です。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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