交通誘導警備員はきつい?炎天下と寒空の中で立ち続ける仕事 【みんなの社畜体験談 #284】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回は交通誘導警備員の仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから交通誘導警備員を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 アルバイト
勤務地 埼玉県
勤務時間 8:00〜17:00(現場により夜勤あり)
休日 シフト制(週4〜5勤務・月6〜8日休み)
給料 日給10,000円
必要資格 特になし(入社後に法定研修30時間あり)
業種 警備業
主な業務内容 工事現場・道路での車両誘導・歩行者誘導・片側交互通行の旗振り
性別 男性
年代 40代
目次

始めたきっかけ

前職の飲食店がコロナで閉店して、40歳で突然無職になりました。貯金も心もとない状態で、すぐに収入が必要だった。求人サイトで「日払い可・未経験歓迎・シフト自由」と書かれた交通誘導警備の求人を見つけて、藁にもすがる気持ちで応募しました。警備会社の事務所で面接を受けたら、「明日から法定研修に来れますか?」とスピード採用。研修は3日間で計30時間。交通誘導の基本動作、旗の振り方、緊急時の対応を座学と実技で叩き込まれました。4日目にはもう現場に立っていました。

1日の仕事内容

朝6時半に起きて、7時半に現場へ直行。作業着に安全靴、ヘルメットを被って、蛍光ベストを着込む。8時に朝礼で工事内容と交通規制の段取りを確認して、配置につきます。

道路工事の現場で片側交互通行を担当することが多いです。赤と白の旗を使って、車を止めたり通したり。対面の相方と無線で連絡を取りながら、車両の流れをコントロールします。車の運転手さんに向かって大きな動作で合図を送り続ける。腕を上げっぱなしの時間が長いので、肩がパンパンになります。

午前中は10時に15分の休憩。午後は12時から1時間の昼休みと15時の15分休憩。それ以外はずっと立ちっぱなし。現場によっては歩道橋の下や建物の陰に立てることもありますが、日陰がない現場だと太陽の下に8時間。17時に作業が終わって解散。日報を書いてそのまま帰宅します。

この仕事できつかったこと

夏の暑さが命に関わるレベルできついです。アスファルトの上に立っているので、体感温度は気温より5〜10度高い。真夏の炎天下で、ヘルメット・長袖・安全靴のフル装備。汗が目に入って視界がぼやけるし、頭がクラクラしてくる。2リットルのスポーツドリンクを午前中で飲み干す日もあります。同僚が熱中症で倒れて救急搬送されたのを目の前で見たときは、「この仕事は本当に危険だ」と痛感しました。

冬の寒さも地獄です。風が吹きっさらしの現場で、動かずにずっと立っている。防寒着を着込んでも、指先と足先の感覚がなくなります。カイロを6枚貼っても効かない日がある。冷えが原因で腰痛が悪化して、整骨院に通い始めました。

車の運転手から怒鳴られることもしょっちゅうです。「早く通せよ!」「何やってんだ!」。こちらは安全のために止めているのに、急いでいる運転手は待てない。中指を立てられたり、クラクションを長押しされたり。仕事で罵倒されるのは、何年やっても慣れません。

この仕事で良かったこと

日払い対応の警備会社なので、働いた翌日に現金が手に入るのは本当に助かりました。コロナで貯金がほとんどなかった時期は、この即金性がなければ生活が回っていませんでした。シフトの自由度も高くて、「明日は休みたい」と前日に伝えればOK。自分のペースで働ける点は、他の仕事にはない良さです。

工事関係者や同僚の警備員との連帯感が意外と心地いい。現場でお互いを気遣いながら安全を守っている一体感。昼休みに弁当を食べながら雑談する時間が息抜きになっています。年齢層がバラバラで、20代の若者から70代のシニアまでいるので、いろいろな人生経験を聞けるのも面白い。

体力がつきました。一日中立って歩いているので、自然と足腰が鍛えられる。始めた頃は帰宅後に倒れ込んでいましたが、3か月もすると体が順応。健康診断の数値も改善しました。

この仕事を辞めた理由

辞めていません。2年目になりますが、別の仕事を探しながら続けています。交通誘導警備で食べていく気はなくて、あくまでつなぎの仕事。ただ、シフトの自由度が高いので、面接や資格の勉強時間を確保できるのは助かっています。次のステップとして施設警備への転向も考えています。

この仕事が向いている人

暑さ寒さに強くて、長時間の立ち仕事が苦にならない人に向いています。「とにかくすぐに現金が必要」という状況の人にとっては、参入障壁が低くて即日で稼げる貴重な仕事。逆に、体力に自信がない人や、理不尽に怒鳴られるのが我慢できない人にはおすすめしません。精神的にも肉体的にもタフさが求められます。

この仕事に就きたい人へ一言

交通誘導警備員から先のキャリアを考えるなら、警備業務検定(交通誘導2級・1級)を取得すると日給が1,000〜2,000円アップします。施設警備に移れば冷暖房完備の室内勤務で、体への負担は大幅に減ります。

長くこの仕事を続けるなら、熱中症と腰痛への対策は徹底してください。空調服と塩分タブレットは必須アイテム。健康を壊したら元も子もありません。

よくある質問(FAQ)

Q. 交通誘導警備員に資格は必要?

A. 入社時に必要な資格はありません。入社後に法定の30時間研修を受ければ、誰でも現場に出られます。警備業務検定(交通誘導2級)を取れば給与アップや配置先の幅が広がります。

Q. 交通誘導警備員の日給はどれくらい?

A. 首都圏で日給9,000〜12,000円が相場です。夜勤は25%増し。資格を持っていると日給が1,000〜2,000円上乗せされます。月に22日働けば月収20万円前後になります。

まとめ

交通誘導警備員は真夏の灼熱と真冬の極寒の中で立ち続ける過酷な仕事です。運転手からの暴言や体力の消耗もきつい。しかし、参入障壁の低さ、日払い対応、シフトの自由度は大きな魅力。急場をしのぐための即戦力として、また次のキャリアへのつなぎとして、割り切って取り組むなら悪くない選択肢です。

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警備業の経験は施設管理・ビル管理・防災関連の仕事で評価されます。冷暖房完備の施設警備や、年収400万円以上の常駐警備のポジションも。働く環境を見直したいなら、転職エージェントに相談してみてください。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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