📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回は清掃業(ビル清掃)の仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから清掃業(ビル清掃)を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 正社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 和歌山県 |
| 勤務時間 | 7:00〜16:00 |
| 休日 | 完全週休2日(土日祝) |
| 給料 | 年収300万円 |
| 必要資格 | 特になし(ビルクリーニング技能士があると有利) |
| 業種 | ビルメンテナンス・清掃 |
| 主な業務内容 | オフィスビルの日常清掃・定期清掃・ワックスがけ・窓拭き・トイレ清掃 |
| 性別 | 男性 |
| 年代 | 50代 |
始めたきっかけ
52歳のとき、30年勤めた製造業の会社が倒産しました。工場の班長までやっていたのに、ある日突然「来月で閉鎖です」と言われて呆然。50代で職歴が製造業一筋の自分に何ができるのか。ハローワークに通い詰めて、片っ端から求人に応募しましたが、書類で落ちる日々。3か月後にようやくビル清掃の会社から内定をもらいました。「清掃か……」と正直落ち込みましたが、家族を養うために背に腹は代えられない。覚悟を決めて入社しました。
1日の仕事内容
朝7時に担当ビルに出勤。港区のオフィスビルで、テナントが出社する前の時間帯にエントランス・エレベーター・廊下の清掃を済ませます。モップがけ、掃除機がけ、ゴミ箱のゴミ回収。9時までにビジネスパーソンが通る場所をピカピカにするのが朝のミッション。
9時以降はトイレ清掃と階段の掃除。トイレは2時間おきに巡回して、便器を磨き、洗面台を拭き、消耗品を補充。地味な作業ですが、きれいに保つのが仕事です。
午後は定期清掃のスケジュールが入ることがあります。ポリッシャー(床磨き機)を使ったワックスがけや、高所の窓拭き。これは日常清掃とは違う技術が必要で、先輩に教わりながら覚えました。16時に退勤。残業はほぼありません。
この仕事できつかったこと
最初の半年間、精神的にきつかったのはプライドとの折り合いです。30年間工場で班長として部下を率いてきた自分が、トイレを磨いている。オフィスビルで働くスーツ姿のビジネスパーソンとすれ違うたびに、惨めな気持ちになりました。誰も私のことなど見ていないのに、「元班長が清掃員か」と見られている気がして。
体力的には製造業よりもきつい面があります。1日中立ちっぱなしで動き続ける。モップがけは腕に来るし、ポリッシャーは振動で手がしびれる。窓拭きの脚立作業は高所が苦手な人には厳しい。52歳の体には毎日の清掃作業がジワジワと効いてきて、膝と腰に痛みが出始めました。
トイレ清掃は精神的なハードルがありました。汚物の処理、嘔吐物の片付け。誰もやりたくない仕事を淡々とこなさなければなりません。最初は手が震えましたが、3か月もすると無心でできるようになりました。
この仕事で良かったこと
残業がほぼゼロで、17時前には家に帰れる生活。製造業時代は残業月40時間が当たり前だったので、この解放感は格別です。夕飯を家族と一緒に食べられる。週末は孫と遊べる。「あの頃より今の方が幸せかもしれない」と妻に言われたときは胸が熱くなりました。
ビルの利用者から「いつもきれいにしてくれてありがとうございます」と声をかけてもらえることがあります。清掃員なんて誰にも気にされないと思っていたので、この一言がどれだけ嬉しかったか。目立たない仕事でも、見てくれている人はいるんだと実感しました。
清掃の技術は奥が深く、やればやるほど効率が上がっていく。最初は1フロアの清掃に2時間かかっていたのが、半年後には1時間で同じクオリティに仕上がるようになった。この成長実感が地味にモチベーションになっています。
この仕事を辞めた理由
辞めていません。入社3年目で、今はチームリーダーとしてパートスタッフの指導も任されています。製造業で培ったマネジメントスキルが、ここでも活きていると感じます。年収は製造業時代の半分以下ですが、ストレスの少ない環境で家族との時間を大切にできる今の生活に満足しています。
この仕事が向いている人
黙々と丁寧に作業できる人に向いています。人前に出る仕事が苦手な人にとっては、静かに自分のペースで働ける環境は快適。50代以上の転職先として、未経験から始めやすいのも大きなポイント。ただし、「清掃は底辺の仕事」という偏見を気にする人には辛いかもしれません。自分の仕事に誇りを持てるかどうかが長続きの鍵です。
この仕事に就きたい人へ一言
ビル清掃は50代・60代からでも始められる数少ない正社員の仕事です。「ビルクリーニング技能士」の国家資格を取ると手当がつく会社も多く、年収アップに直結します。清掃業界は慢性的な人手不足なので、まじめに続けていれば昇進のチャンスも十分にあります。
プライドとの折り合いが最大のハードルですが、「どんな仕事にも技術がある」と気づけた瞬間から、この仕事が面白くなります。
よくある質問(FAQ)
Q. ビル清掃に資格は必要?
A. 入社時に必要な資格はありません。実務経験を積んだ後に「ビルクリーニング技能士」の国家資格を取得すると、手当や昇進に有利です。会社によっては受験費用を負担してくれるところもあります。
Q. 50代未経験でもビル清掃の正社員になれる?
A. なれます。清掃業界は人手不足のため、50代・60代の未経験者を積極採用している会社が多いです。体力さえあれば年齢はハンデになりません。
まとめ
ビル清掃は「楽な仕事」のイメージがありますが、体力的にはそれなりにハード。50代から始めるとプライドとの葛藤もあります。しかし残業なし・土日祝休みで家族との時間が確保でき、技術を磨けば昇進も可能。誰かのために場を整える仕事には、静かなやりがいがあります。年齢を重ねてからの再出発先として、ビル清掃は堅実な選択肢です。
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