📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回はパティシエの仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これからパティシエを目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 正社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 奈良県 |
| 勤務時間 | 5:00〜15:00(繁忙期は4:00出勤・残業あり) |
| 休日 | 月6〜7日(シフト制・クリスマスや年末は出勤必須) |
| 給料 | 年収280万円 |
| 必要資格 | 製菓衛生師 |
| 業種 | 洋菓子店 |
| 主な業務内容 | ケーキ・焼き菓子の製造・仕込み・デコレーション・仕入れ管理 |
| 性別 | 女性 |
| 年代 | 20代 |
始めたきっかけ
小学生の頃からお菓子作りが大好きで、母親と一緒にクッキーやシュークリームを焼くのが週末の楽しみでした。高校卒業後に製菓専門学校に2年通い、在学中に製菓衛生師の資格を取得。卒業後は世田谷にある個人経営の洋菓子店に就職しました。「自分が作ったケーキでお客さんを笑顔にしたい」。その一心で飛び込んだのですが、現実は想像をはるかに超える過酷な修行生活でした。
1日の仕事内容
朝4時半に起きて5時に出勤。最初にやるのはオーブンの予熱と生地の仕込みです。前日に仕込んでおいたクロワッサン生地の成形、スポンジケーキの焼成、カスタードクリームの炊き上げ。開店の10時までに、ショーケースに並べるケーキを20種類以上仕上げなければなりません。
オーナーシェフの指示を受けながら、先輩パティシエと分担して作業します。新人の私はまずフルーツのカットや計量、洗い物からスタート。半年経ってようやくスポンジを焼かせてもらえるようになりました。
午後はクリスマスケーキや誕生日ケーキの予約分を製造。デコレーションはシェフか先輩の担当で、私はひたすらパーツの仕込みと片付け。閉店後は厨房の清掃と翌日の仕込みの段取り。帰宅するのは16時〜17時頃ですが、クリスマスシーズンは深夜まで作業が続きます。
この仕事できつかったこと
朝4時起きの生活がとにかく体にきつかった。夜9時には寝ないと翌朝が持たないので、友人との付き合いはほぼゼロ。週末も仕事なので、同世代が遊んでいるSNSの投稿を見るのが辛かったです。
年収280万円。手取りにすると月17〜18万円です。奈良県で一人暮らしをして、家賃と光熱費を払ったら残りはわずか。ボーナスは形だけの数万円。専門学校の学費を考えると、投資に見合っているのか疑問でした。同い年で事務職についた友人の方がはるかに稼いでいる現実に何度も心が折れそうになりました。
厨房の暑さも尋常ではありません。オーブンが3台稼働している厨房は夏場50度近くなります。汗だくでクリームを絞りながら「溶ける前に仕上げないと」と焦る毎日。手荒れもひどくて、頻繁な手洗いと消毒で指先がひび割れ、絆創膏を何重にも巻いて作業していました。
この仕事で良かったこと
自分が作ったケーキをお客さんが「美味しい」と言ってくれる瞬間は、何にも代えがたい喜びでした。誕生日ケーキを受け取りに来た親子連れの子どもが「わぁ!」と目を輝かせた表情は一生忘れません。この仕事をやっていて良かったと心から思える瞬間です。
技術が上達していく実感がモチベーションになりました。最初はガタガタだったナッペ(クリームを塗る技術)が、毎日練習することで滑らかに仕上がるようになっていく。シェフから「上手くなったな」と言われた日は、帰り道に思わずガッツポーズをしました。
季節ごとの新作メニューの試作に参加できるようになったのも嬉しかったです。自分のアイデアが採用されてショーケースに並んだときの達成感は格別でした。
この仕事を辞めた理由
3年間勤めて退職しました。技術的にはかなり成長できましたが、体力的な限界と将来の収入の不安が決め手です。パティシエの年収は経験を積んでも350万円前後が天井で、独立しない限り大幅な収入アップは見込めません。製菓の知識を活かせる食品メーカーの商品開発職に転職しました。定時で帰れて年収も100万円以上アップして、お菓子に関わる仕事を続けられる。今振り返ると、パティシエの3年間は大変でしたが、転職先で活きるスキルをたくさん得られた期間でした。
この仕事が向いている人
お菓子作りが心から好きで、朝が早い生活に耐えられる人に向いています。手先が器用で、繊細な作業を根気よく続けられるタイプ。「将来自分の店を持ちたい」という明確な目標がある人は、低賃金でも修行と割り切れるでしょう。逆に、安定した収入がほしい人、体力に自信がない人には厳しい世界です。
この仕事に就きたい人へ一言
パティシエは「夢の仕事」と言われますが、夢だけでは食べていけない厳しい業界です。修行期間は低賃金を覚悟する必要があります。3〜5年経験を積んだら、ホテルパティシエ・食品メーカーの開発職・製菓学校の講師など、パティシエの技術を活かせる転職先を視野に入れると人生の幅が広がります。
独立を目指すなら、製造技術だけでなく経営の勉強も並行して進めてください。腕がいいだけでは店は続きません。
よくある質問(FAQ)
Q. パティシエになるには専門学校に行くべき?
A. 必須ではありませんが、専門学校で製菓衛生師の資格を取っておくと就職に有利です。未経験から洋菓子店に飛び込んで修行するルートもありますが、基礎知識があった方がスタートダッシュが切れます。
Q. パティシエの年収はどれくらい?
A. 個人店で250〜350万円、ホテルで350〜450万円が目安です。チーフパティシエクラスになると500万円前後。独立して成功すれば上限はありませんが、廃業率も高い業界です。
まとめ
パティシエは朝4時起き・低賃金・体力勝負の過酷な修行生活ですが、自分のお菓子でお客さんを笑顔にできる唯一無二のやりがいがあります。長く続けるには独立か転職によるキャリアチェンジが不可欠。製菓の技術と知識は食品業界で幅広く活かせるので、修行期間を乗り越えた先にはいくつもの選択肢が開けます。
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