📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回は行政書士の仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから行政書士を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 独立 |
|---|---|
| 勤務地 | 神奈川県 |
| 勤務時間 | 自由(実質9:00〜21:00が多い) |
| 休日 | 不定休(月6〜8日) |
| 給料 | 年収300万円(独立初年度) |
| 必要資格 | 行政書士 |
| 業種 | 行政書士事務所(個人開業) |
| 主な業務内容 | 許認可申請・会社設立・在留資格申請・遺言書作成・契約書作成 |
| 性別 | 男性 |
| 年代 | 30代 |
始めたきっかけ
もともと不動産会社の営業をしていたのですが、30歳を目前にして「一生営業を続けるのか」と悩んでいた時期に、たまたま書店で行政書士のテキストを手に取りました。「独立開業できる国家資格」というフレーズに惹かれて勉強を始め、1年半で合格。合格した勢いのまま、32歳で事務所を開業しました。貯金は200万円。今振り返ると無謀だったなと思いますが、当時は根拠のない自信に満ちていました。
1日の仕事内容
独立すると「仕事をする時間」と「仕事を取る時間」の2つが必要になります。朝9時頃に自宅兼事務所のデスクに向かい、まずメールとSNSのチェック。開業当初は問い合わせがほとんどなかったので、午前中はブログを書いたり、営業用のチラシを作ったり、異業種交流会に参加したりしていました。
案件が入ると一気に忙しくなります。依頼者との打ち合わせ、必要書類の収集、申請書の作成、役所への申請。建設業許可の申請は書類が膨大で、1件仕上げるのに丸3日かかることもあります。在留資格の申請は入管法の知識が必要で、申請理由書は依頼者の事情に合わせて一から書きます。
夕方以降は依頼者との電話対応が多い時間帯。会社員の依頼者は仕事終わりに連絡してくるので、21時頃まで電話が鳴ることもあります。独立すると「営業時間」という概念がなくなるんです。
この仕事できつかったこと
一番きつかったのは開業後半年間、収入がほぼゼロだったことです。毎月の事務所経費、行政書士会の会費、広告費で出費は確実にかさむのに、売上が追いつかない。貯金が日に日に減っていくのを見るのは精神的にかなり堪えました。妻にも「本当に大丈夫なの?」と何度も聞かれて、自信を持って答えられない自分が情けなかった。
営業が苦手なのも致命的でした。資格さえ取れば仕事が来ると思っていたのは大きな間違いで、行政書士は全国に5万人以上いるので、黙っていたら誰も依頼してくれません。飛び込み営業、異業種交流会、ホームページのSEO対策。営業職を辞めたくて独立したのに、結局営業が一番重要だったという皮肉。
もうひとつきついのは、すべて自己責任であること。書類のミスも、期限の管理も、顧客トラブルも、全部自分で解決しなきゃいけない。相談できる先輩もいない。孤独との闘いが独立の最大の壁だと感じました。
この仕事で良かったこと
自分の名前で仕事ができるのは何よりもやりがいがあります。「○○先生にお願いしてよかった」と言われたとき、これは会社員時代には味わえなかった達成感でした。特に在留資格の申請で、外国人の方が無事に日本で働けるようになったときは、感謝の手紙をもらったこともあります。
時間の自由があるのも独立のメリット。平日の午前中にジムに行ったり、子どもの参観日に出席したり。会社員時代には考えられなかった柔軟な働き方ができます。もちろん、仕事がないから暇なだけという時期もありましたが。
開業2年目の後半から、ようやくリピーターと紹介案件が増えてきました。一つひとつの仕事を丁寧にやっていると、お客さんが別のお客さんを連れてきてくれる。この循環が回り始めた瞬間、独立して本当によかったと思えました。
この仕事を辞めた理由
独立3年目の現在も続けています。初年度の年収は300万円でしたが、2年目は450万円まで伸びました。建設業許可と在留資格の分野に絞ったのが功を奏して、専門家としての認知が広がってきた実感があります。軌道に乗るまでの2年間は地獄でしたが、あの時期を乗り越えたからこそ今がある。
この仕事が向いている人
営業力があって、自分で仕事を取りに行ける人に向いています。行政書士の資格だけでは食べていけません。コミュニケーション能力、マーケティングのセンス、ある分野に特化する戦略性。この3つが揃っている人は独立で成功しやすいです。逆に、安定した給料がないと不安で仕方ない人、自分から動くのが苦手な人には独立は向きません。
この仕事に就きたい人へ一言
行政書士で独立を目指すなら、開業前に「何の専門家になるか」を決めておくことが最重要です。なんでも屋では埋もれます。建設業、在留資格、相続、補助金。どれかに特化して「○○なら○○先生」と言われるポジションを築いてください。
開業資金は最低でも半年分の生活費を含めて300万円は用意しておくべきです。ホームページは必須。できればSNSやブログでの情報発信も開業前から始めておくと、初月から問い合わせが入る可能性があります。
よくある質問(FAQ)
Q. 行政書士は食べていける?
A. 正直なところ、半数以上の行政書士が年収400万円以下と言われています。ただし特定分野に強みを持った行政書士は年収800万〜1000万円も珍しくありません。「資格を取れば安泰」ではなく、営業力と専門性が収入を決めます。
Q. 行政書士の開業資金はどれくらい必要?
A. 自宅開業なら登録費用約30万円+備品で50万円程度から始められます。ただし軌道に乗るまでの運転資金(生活費含む)を考えると、最低200〜300万円は準備しておきたいところです。
まとめ
行政書士の独立開業は「資格を取ったら安泰」ではなく、営業力と専門性が生死を分ける世界です。開業初年度の収入はほぼゼロ覚悟で、半年以上の無収入期間に耐えられる資金と精神力が必要。しかし、特定分野で信頼を積み重ねればリピートと紹介が回り始め、自分の名前で稼ぐやりがいは会社員時代とは比較になりません。
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