📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回は大工の仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから大工を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 正社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 新潟県 |
| 勤務時間 | 7:30〜17:00(冬季は日没で早上がり) |
| 休日 | 日曜休み(土曜・祝日は現場次第) |
| 給料 | 年収400万円 |
| 必要資格 | 普通自動車免許(建築大工技能士あると有利) |
| 業種 | 建設・木造住宅 |
| 主な業務内容 | 木造住宅の新築工事・リフォーム・増改築の施工全般 |
| 性別 | 男性 |
| 年代 | 30代 |
始めたきっかけ
祖父が大工で、子供の頃から現場について行くのが好きでした。木の匂いがする現場で、祖父がカンナをかける姿がかっこよくて、「大人になったら大工になる」とずっと言っていたんです。高校卒業後、地元の工務店に弟子入りしました。祖父は「嬉しいけど、楽な仕事じゃないぞ」と言っていましたが、その意味は入ってすぐに理解しました。
1日の仕事内容
朝7時に現場に到着して準備開始。道具の確認と資材の配置、今日の作業内容の確認。7時半から作業スタートです。
新築の場合、基礎の上に土台を敷くところから始まり、柱を立て、梁を組み、屋根をかけるまでを「建て方」と呼びます。この上棟の日はクレーンを使いながら大勢の職人で一気に骨組みを作り上げるので、段取りとチームワークが命です。
上棟後は、間柱や筋交いを入れて構造を固め、断熱材の施工、床張り、壁の下地作り、階段の造作。仕上げ工事では、巾木や廻り縁の取り付け、建具の調整など、細かい作業が続きます。
リフォームの現場では、既存の壁や床を解体してから新しく造り直す作業。解体時に想定外の腐食やシロアリ被害が見つかることもあり、臨機応変な対応が求められます。
17時頃に片付けと掃除をして終了。冬場の新潟は日没が早いので、暗くなる前に切り上げます。
この仕事できつかったこと
重い材木を担いで階段を上り下りする毎日で、腰と膝への負担がすごい。ベテランの先輩で腰痛持ちじゃない人を見たことがありません。若いうちは体力で乗り切れますが、これが何十年も続くと思うと不安になります。
新潟の冬は特にきつい。雪が積もった現場で作業するのは過酷そのもの。手がかじかんで釘が持てないし、足元が滑って危ない。屋根の上の雪下ろしも大工の仕事で、毎年ヒヤッとする場面があります。
木造住宅の大工は、プレカット(工場で材木を加工する技術)の普及で、昔ほど技術が求められなくなっているという現実もきつい。「プラモデルの組み立てみたいだ」とベテラン職人が嘆いていました。手刻みの技術を持つ職人が減っていて、大工の仕事の価値が下がっているのではないかという焦りがあります。
この仕事で良かったこと
自分が建てた家にお客様が住み始めて、「暖かくて快適です」と言ってもらえたときが最高に嬉しいです。家は何十年も残るもの。自分の仕事がお客様の人生の一部になるのは、大工だけの特権です。
木を扱う技術が上がっていく楽しさは格別。カンナで薄い削り花を出せるようになったとき、ほぞとほぞ穴がぴったり合ったとき。職人としての成長を手で感じられるのは、この仕事ならではです。
年収は「稼げる」と言えるレベルかは人によりますが、地方で正社員として400万稼げるのは悪くない水準です。独立した棟梁だと600〜800万を稼ぐ人もいますし、宮大工のような専門分野に進むと希少価値が上がります。
この仕事を辞めた理由
辞めてはいません。入社8年目で、そろそろ一人で現場を任されるようになってきました。祖父はもう引退しましたが、自分が建てた家を見て「ええ仕事しとる」と言ってくれたのが何より嬉しかったです。将来は工務店を継ぐか、自分で立ち上げるか。どちらにしても、大工の道を歩き続けるつもりです。
この仕事が向いている人
ものづくりが好きで、体力がある人。そして何より、木が好きな人に向いています。手先の器用さは必須ですが、それ以上に「丁寧な仕事をする姿勢」が求められます。雑な仕事は建物の品質に直結するので、几帳面な性格の人が向いています。チームで作業することが多いので、コミュニケーション力も大事です。
この仕事に就きたい人へ一言
大工は日本の伝統的な職業であり、今後も需要はなくなりません。ただし、プレカットの普及で求められるスキルが変化しているのは事実。手刻みの技術を持つ職人の希少価値は高まっていますし、リフォーム需要は増える一方です。
建築大工技能士の資格は必ず取ってください。1級を持っていると信頼度が段違いです。将来独立を考えるなら、建築士の資格も視野に入れると、設計から施工まで一貫して受注できるようになります。技術を磨いて、自分だけの強みを持つことが、大工として長く活躍する秘訣です。
よくある質問(FAQ)
Q. 大工に未経験でもなれる?
A. なれます。工務店や建設会社で見習いからスタートするのが一般的です。最初は資材の運搬や掃除が中心ですが、1年くらいで簡単な施工を任されるようになります。訓練校(職業訓練校)で基礎を学んでから就職する方法もあります。
Q. 大工の将来性はどうですか?
A. 木造住宅の新築は緩やかに減少していますが、リフォーム・リノベーションの需要は年々増えています。また、職人の高齢化で若手の大工は引く手あまた。技術がある大工は今後さらに希少価値が上がるでしょう。
まとめ
大工は身体的な負担が大きく、冬場の寒さや腰痛との戦いは覚悟が必要。しかし、自分の手で家を建てる喜びと、木を扱う技術が上がっていく楽しさは他の仕事では味わえません。プレカットの普及で業界は変化していますが、技術を持つ職人の価値は確実に高まっています。手に職をつけて長く働きたい方には、誇りを持てる仕事です。
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