📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回は測量士の仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから測量士を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 正社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 埼玉県 |
| 勤務時間 | 8:00〜17:00(繁忙期は残業あり) |
| 休日 | 土日祝休み(現場の都合で土曜出勤あり) |
| 給料 | 年収400万円 |
| 必要資格 | 測量士補(入社後に測量士取得を推奨) |
| 業種 | 測量・建設コンサルタント |
| 主な業務内容 | 土地の境界確定測量・建設現場の現況測量・図面作成・データ解析 |
| 性別 | 男性 |
| 年代 | 20代 |
始めたきっかけ
工業高校の土木科で測量の授業を受けたのがきっかけです。トランシット(測量機器)を使って距離と角度を測る作業が面白くて、「これを仕事にしたい」と思いました。卒業後に地元の測量会社に入社して、先輩について現場を回る日々が始まりました。入社前は「精密機器を使ったスマートな仕事」を想像していましたが、実際は炎天下を歩き回る体力勝負の仕事でした。
1日の仕事内容
朝8時に事務所に出社して、当日の現場確認と機材の準備。測量機器(トータルステーション、GPS、レベル)の点検と充電は毎朝欠かしません。
現場では、まず基準点の設置から始めます。三脚にトータルステーションを据え付け、ミリ単位で水平を合わせる作業。この設定がズレると全ての測定結果が狂うので、最も神経を使う工程です。
境界確定測量では、隣接する土地の所有者に立ち会ってもらいながら、境界杭の位置を確認・測定します。所有者同士が境界の位置で揉めることもあって、間に挟まれて気まずい思いをすることもありました。
現場から戻ったら、事務所でデータの計算と図面の作成。CADソフトを使って測量データを図面に落とし込む作業。数値の整合性チェックは集中力が必要で、ミスが許されません。繁忙期は図面作成の残業が続きます。
この仕事できつかったこと
夏の屋外作業がとにかくきつい。炎天下でじっと測量機器を覗き込む作業は、直射日光を浴び続ける拷問みたいなものです。日焼け止めを塗っても真っ黒に焼けますし、熱中症の危険と隣り合わせ。ペットボトル5本分の水を持っていっても足りない日がありました。
冬場は冬場できつい。手がかじかんで精密な操作ができなくなるし、足先の感覚もなくなります。雪が積もった現場での測量は、杭を探すだけで何時間もかかることもありました。
蚊やブヨ、ヘビとの遭遇も地味にストレス。山林や河川敷の測量では、虫除けスプレーが効かないくらいの大群に襲われます。マムシに遭遇したときは声にならない悲鳴を上げました。
計算ミスへのプレッシャーも大きい。測量のデータが間違っていると、その上に建つ建物の位置がズレるという重大な問題になります。数ミリの誤差でも許されない精密さが常に求められるので、集中力が切れると怖いです。
この仕事で良かったこと
自分が測量した土地の上に建物ができて、道路ができて、街並みが変わっていくのを見ると「この街を自分が測ったんだ」という誇りを感じます。測量は建設の最初の一歩なので、全てはここから始まるという責任感とやりがいがあります。
技術が専門的なので、食いっぱぐれがありません。測量士の資格を持っていれば転職も容易ですし、独立する人も多い。需要は安定しているので、将来への不安は少ないです。
最新のドローン測量や3Dレーザースキャナーの技術が入ってきて、業界が変わりつつあるのも面白い。新しい技術を習得すれば市場価値がさらに上がります。
この仕事を辞めた理由
辞めてはいません。入社6年目で、測量士の資格も取得しました。今は現場と内業(図面作成)の両方をこなしつつ、ドローン測量の技術も勉強中です。40代以降は内業の比率を上げて、体力的な負担を減らしていきたいと考えています。
この仕事が向いている人
屋外で体を動かすのが好きで、かつ数字に強い人。この両方を持っている人に向いています。精密機器を扱うので、慎重で几帳面な性格は必須。雨の日も風の日も現場に出る覚悟があること、虫が苦手でないことも意外と大事なポイントです。
この仕事に就きたい人へ一言
測量士は地味な仕事に見えるかもしれませんが、建設業界には欠かせない専門職です。測量士補の資格は比較的取りやすいので、まずはそこからスタートするのがおすすめ。実務経験を積みながら測量士にステップアップしてください。
ドローンやICTを活用した「i-Construction」が国の方針として推進されているので、新技術に対応できる測量士の需要は今後さらに増えるはずです。技術の変化を楽しめる人は、この業界で長く活躍できると思います。
よくある質問(FAQ)
Q. 測量士と測量士補の違いは?
A. 測量士は測量計画を作成・実施できる上位資格。測量士補はその補助を行う資格です。測量士補は専門学校や大学で所定の課程を修了するか、国家試験に合格すれば取得できます。測量士は実務経験が必要です。
Q. 測量士の年収はどれくらい?
A. 正社員で350〜500万円が相場です。経験を積んで技術主任クラスになると500万円以上。独立して自分の事務所を構えれば600〜800万円を稼ぐ人もいます。
まとめ
測量士は、炎天下や極寒の中での屋外作業と、ミリ単位の精密な計算を両立させる専門職。身体的にきつい面はありますが、建設業界に不可欠な存在として安定した需要があります。ドローンなどの新技術が導入され、業界の将来性も明るい。数字と体力の両方に自信がある方には、手に職がつく堅実なキャリアとしておすすめできる仕事です。
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