📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回はルート営業(食品メーカー)の仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これからルート営業(食品メーカー)を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 正社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 大阪府 |
| 勤務時間 | 8:00〜17:00(直行直帰あり) |
| 休日 | 完全週休2日(土日祝) |
| 給料 | 年収420万円 |
| 必要資格 | 普通自動車免許 |
| 業種 | 食品メーカー |
| 主な業務内容 | スーパー・量販店への自社商品の提案営業・棚割り交渉・販促企画 |
| 性別 | 男性 |
| 年代 | 30代 |
始めたきっかけ
前職は不動産の飛び込み営業をしていたのですが、毎日断られる生活に疲れ果てて転職を考えました。「新規開拓がない営業ってないかな」と探していたときに見つけたのが、食品メーカーのルート営業でした。既存の取引先を回る仕事だから、飛び込みはない。それだけで天国に思えました。中堅の食品メーカーに転職して、スーパーや量販店を担当するルート営業として再スタートしました。
1日の仕事内容
朝8時に営業所に出社。ただし、直行直帰の日もあるので、自宅から直接取引先に向かうこともあります。
午前中は担当エリアのスーパーや量販店を2〜3店舗回ります。店舗に着いたらまず売り場チェック。自社商品の陳列状況、在庫の確認、競合商品の動きを観察します。棚が乱れていたら自分で整えることもありますし、欠品があれば発注の依頼をかけます。
バイヤーとの商談は月に数回。新商品の導入提案や、季節の販促企画の提案をします。「この商品をエンド(棚の端)に置いてください」「試食販売をやらせてください」といった交渉が中心です。
午後はさらに2〜3店舗回って、16時頃に営業所に戻り。報告書の作成、翌日の準備、見積もり作成。17時に退勤できる日もあれば、月末の締め作業で18時半頃になる日もあります。
この仕事できつかったこと
「ルート営業は楽」と思って転職しましたが、想像と違うきつさがありました。一番はバイヤーとの関係維持です。取引先はすでに決まっていますが、棚のスペースは有限。競合メーカーも必死にアプローチしてくるので、気を抜くと自社商品の棚が縮小されます。バイヤーに嫌われたら終わり。ご機嫌を取りながら、かつ売上目標を達成しなければなりません。
体力面では、重い商品のサンプルやPOPを車に積み込んで、1日5〜6店舗を回るのがなかなかの重労働。夏場は車の中が灼熱地獄で、移動だけで疲労困憊でした。
「売れない商品も売らなきゃいけない」ストレスもあります。本社が力を入れている新商品でも、現場のバイヤーが「うちの客層には合わない」と言えばそれまで。でも本社には「なぜ導入できないんだ」と詰められる。この板挟みが精神的に堪えました。
この仕事で良かったこと
飛び込み営業がないだけで、精神的な負担は格段に軽くなりました。毎朝「今日は何件断られるんだろう」という恐怖がないのは本当にありがたかった。取引先との関係ができてくると、「いつもありがとうね」と声をかけてもらえるようになり、仕事が楽しいと思える日が増えました。
自社の商品がスーパーの棚に並んで、お客さんがカゴに入れていくのを見ると「この商品を売り場に置いたの自分なんだよな」と嬉しくなります。家族や友人に「あ、この商品知ってる!」と言われるのも密かな自慢でした。
土日祝は基本的に休みで、前職では考えられないほどプライベートが充実しました。年収は少し下がりましたが、QOLは圧倒的に上がったと思います。
この仕事を辞めた理由
辞めてはいません。入社3年目で、今は仕事に慣れて安定した日々を送っています。ただ、年収がこの先大きく上がる見込みがないのは不安材料です。管理職になっても500万円台が天井と聞いて、もう少し先のキャリアは考えなきゃいけないなと思っています。
この仕事が向いている人
コツコツ信頼関係を積み上げるのが得意な人に向いています。派手な提案力よりも、約束を守る・レスポンスが早い・細かい気配りができるといった地道な力が評価される世界です。車の運転が苦にならないこと、重い荷物を運べる体力があることも大事。ガツガツ稼ぎたいタイプよりも、安定して長く働きたい人にフィットする仕事です。
この仕事に就きたい人へ一言
ルート営業は「楽な営業」の代名詞みたいに言われますが、楽と退屈は紙一重です。毎日同じ取引先を回る生活にやりがいを見いだせるかどうかが、続くかどうかの分かれ目。自分なりに工夫して売上を伸ばせると、ルート営業でも十分に成長を実感できます。
食品メーカーのルート営業は未経験からでも入りやすく、営業の基礎を安定した環境で学べます。飛び込みに疲れた営業マンの「次のキャリア」としてはかなりおすすめ。自分のペースで働きたい方は、ぜひ検討してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. ルート営業にノルマはある?
A. あります。月ごとの売上目標や新商品の導入件数など。ただし、飛び込み営業ほど厳しく詰められることは少ないです。既存顧客なので、ベースの売上があるぶん精神的な余裕はあります。
Q. ルート営業から他の職種に転職できる?
A. マーケティングや商品企画、バイヤー側への転職事例があります。取引先との交渉経験や売り場づくりの知識は、小売・流通業界で幅広く活かせます。
まとめ
食品メーカーのルート営業は、飛び込みがない分精神的には楽ですが、バイヤーとの関係維持や板挟みのストレスは独自のきつさがあります。土日祝休みで生活リズムが安定するのは大きなメリット。飛び込み営業に疲れた方や、安定した環境でコツコツ働きたい方には相性の良い仕事です。
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