消防士はきつい?24時間勤務と訓練漬けの日々 【みんなの社畜体験談 #235】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回は消防士の仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから消防士を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 公務員
勤務地 福岡県
勤務時間 8:30〜翌8:30(24時間交替制)
休日 当番→非番→週休の3交替(月10日程度休み)
給料 年収450万円
必要資格 消防士採用試験合格・救急救命士(入職後取得)
業種 消防・救急
主な業務内容 火災出動・救急出動・救助活動・防火査察・訓練・広報活動
性別 男性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

高校時代に地元で大きな火事があって、駆けつけた消防士の姿を見て「かっこいい、自分もああなりたい」と思ったのが原点です。大学在学中に消防士の採用試験を受けて合格し、卒業と同時に福岡市の消防局に入りました。消防学校での半年間の初任教育を経て、23歳で消防署に配属。そこから消防士としての本当の日々が始まりました。

1日の仕事内容

朝8時30分に出勤して、前の当番と交替します。まず車両と装備の点検。消防車、救急車、はしご車。ホースやボンベ、救急資器材が正常に使える状態か確認します。点検が終わったら午前中は訓練。放水訓練、はしご登はん、ロープ救助、心肺蘇生。これを毎日の当番日に繰り返します。

午後は事務仕事や防火査察。管轄エリアの飲食店やビルを訪問して、消防設備の点検状況を確認したり、防火指導をしたりします。消防士って体を動かしているイメージが強いですが、実は書類仕事もかなり多いです。

出動指令が入ったら訓練も事務も中断して現場に急行。火災、救急、交通事故、水難救助。何が来るかわからない緊張感が24時間続きます。夜間も仮眠を取りながら待機していますが、深夜2時に救急出動で叩き起こされることも珍しくありません。翌朝8時30分に次の当番と交替して、ようやく24時間勤務が終わります。

この仕事できつかったこと

火災現場のきつさは想像を超えていました。煙で視界がゼロになる室内に突入して、要救助者を捜索する。空気呼吸器の残量を気にしながら、床が抜けないか確認しながら進む。熱い。暗い。怖い。最初の火災出動では足が震えて、先輩に「動け!」と怒鳴られました。

救急出動も精神的にきつい。交通事故で大量出血している人、心肺停止の高齢者、虐待が疑われる子ども。目の前で命が消えていく瞬間を何度も経験しました。助けられなかったときの無力感は、何年経っても慣れません。先輩には「引きずるな。次の出動に備えろ」と言われますが、そう簡単に切り替えられるものじゃないです。

訓練も容赦なくきつい。夏場の炎天下でフル装備(防火衣は20kg以上)で放水訓練をやると、熱中症寸前まで追い込まれます。上の世代には体育会系の厳しい先輩もいて、「声が小さい」「動きが遅い」と毎日のように叱られていた時期もありました。

この仕事で良かったこと

火災から人命を救出したときの達成感は、この仕事でしか味わえません。煙の中から意識のない人を背負って出てきて、外で待っていた家族が泣きながら「ありがとうございます」と言ってくれた。あの瞬間だけで、すべてのきつさが報われます。

公務員なので身分が安定しているのも大きいです。景気に左右されずに毎月給料が入り、ボーナスも年2回。福利厚生も手厚く、共済年金や退職金も民間企業より有利。30代で年収500万円を超えるのは、福岡の平均からするとかなり恵まれています。

非番と週休を合わせると実質的な休日が多いのも魅力です。24時間勤務の翌日は非番で丸1日休み、その次も週休で休み。まとまった自由時間があるので、趣味や副業(規則の範囲内で)に時間を使えます。

この仕事を辞めた理由

辞めていません。入職8年目で、今は救急救命士の資格も取って救急隊として活動しています。きついことは多いですが、この仕事に誇りを持っています。将来的には救急のスペシャリストとして、後輩の指導にも力を入れていきたいです。

この仕事が向いている人

体力に自信があって、人の役に立ちたいという強い気持ちがある人に向いています。チームワークが不可欠なので、協調性がある人、上下関係に耐えられる人でないと続きません。24時間勤務に適応できるかも重要。夜中に叩き起こされても瞬時に動ける体質かどうか。精神的なタフさも必要で、命に関わる現場でパニックにならない冷静さが求められます。

この仕事に就きたい人へ一言

消防士を目指すなら、体力試験の対策は必須です。腕立て伏せ、懸垂、1500m走。採用試験の倍率は高いですが、体力に加えて筆記試験の対策もしっかりやれば道は開けます。

消防士になった後も学び続ける姿勢が大切です。救急救命士、潜水士、予防技術検定など、取得できる資格は多い。資格を増やすことでキャリアの幅が広がり、昇任試験でも有利になります。消防は「現場で学ぶ」仕事。最初はきつくても、経験を積むほどに仕事が楽しくなってきます。

よくある質問(FAQ)

Q. 消防士になるには何が必要?

A. 各自治体の消防士採用試験に合格する必要があります。高卒区分と大卒区分があり、筆記試験・体力試験・面接で選考されます。倍率は5〜20倍と高いですが、しっかり対策すれば合格できます。

Q. 消防士の年収はどれくらい?

A. 初任給は月額20万円前後。各種手当(出動手当・夜勤手当)がつくので、入職3年目で年収400万円、10年目で500〜550万円が目安です。自治体によって差があるので、希望する消防本部の給与規定を確認してください。

まとめ

消防士は火災現場の命がけの活動、精神的に過酷な救急出動、炎天下の訓練と、きつさのレベルが桁違いの仕事です。しかし人命救助の達成感、公務員としての安定、実質的に多い休日は大きな魅力。体力と精神力に自信があり、「人を助けたい」という信念がある人にとって、消防士はこれ以上ない天職になり得ます。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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