訪問介護ヘルパーはきつい?一人で利用者宅を回る孤独と責任 【みんなの社畜体験談 #201】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回は訪問介護ヘルパーの仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから訪問介護ヘルパーを目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 パート
勤務地 東京都世田谷区
勤務時間 8:00〜17:00の間で実働6時間(シフト制)
休日 週休3日(シフト制)
給料 時給1,500円(月収約18万円)
必要資格 介護職員初任者研修修了
業種 介護・訪問介護
主な業務内容 利用者宅を訪問しての身体介護・生活援助
性別 女性
年代 40代
目次

始めたきっかけ

子どもが小学校に入ったタイミングで、短時間で働ける仕事を探していました。知人が訪問介護のヘルパーをしていて、「時間の融通が利くからおすすめだよ」と言われて興味を持ちました。初任者研修を3か月で取得し、地元のヘルパーステーションに登録。パートとして週4日、1日6時間のペースで働き始めました。

1日の仕事内容

朝8時に最初の利用者さん宅に直行。ヘルパーステーションに出勤するのは週1回のミーティングのときくらいで、基本は直行直帰です。

1件目のお宅では、起床介助と朝食の準備。布団から起こして着替えを手伝い、簡単な朝ごはんを作ります。食事を見守りながら、服薬の確認。片付けまでして1時間ほど。

移動は自転車で15分ほど。2件目の利用者さんは入浴介助がメイン。浴室に一緒に入って洗身・洗髪を行い、着替えまでサポートします。高齢者の肌は乾燥しやすいので、保湿クリームを塗るところまでが仕事です。

3件目は生活援助。掃除、洗濯、買い物代行。利用者さんの希望を聞きながら、冷蔵庫の中身を確認して夕食の食材を買いに行くこともあります。

4件目は認知症の方のお宅。「今日は何曜日?」と何度も聞かれますが、そのたびに笑顔で答えます。同じ話を何十回も聴く忍耐力が求められます。

最後の利用者さんを終えて帰宅するのは17時頃。記録はスマートフォンで移動中に入力します。

この仕事できつかったこと

一番きつかったのは、一人で対応しなければならない孤独感と責任の重さです。施設介護なら困ったときにすぐ同僚に相談できますが、訪問介護は利用者さんの自宅に一人で入るので、何かあったときに頼れる人がそばにいません。利用者さんが転倒したとき、一人で抱え上げて対応したのは本当に怖かったです。

利用者さんのご家族との関係も難しかったです。「母の部屋が汚いのはヘルパーの掃除が足りないからだ」と怒られたり、サービス計画にないことを「ついでにやっておいて」と頼まれたり。断ると関係が悪化するし、受けるとサービスの範囲を超えてしまう。この板挟みが本当にストレスでした。

移動時間が給料に反映されないのも不満でした。利用者さん宅の間を自転車で30分かけて移動しても、時給が発生するのは訪問中の時間だけ。雨の日も風の日も自転車を漕ぐのは、体力的にかなりきつかったです。

この仕事で良かったこと

利用者さんとの一対一の関係を築けるのが訪問介護の良いところです。施設では複数の利用者さんを同時に見なければなりませんが、訪問中はその方だけに集中できる。「あなたが来てくれると安心する」と言われると、心が温かくなります。

ある認知症の方のお宅に1年通い続けたら、私の名前だけは覚えてくれていました。「今日はあの人来る日でしょ?」とご家族に聞いていたと聞いて、涙が出そうになりました。

時間の融通が利くのもパートヘルパーの大きなメリット。子どもの学校行事にも参加できるし、扶養の範囲内で働くこともできます。自分のペースで仕事量を調整できるのは、子育て中の主婦にとって本当にありがたかったです。

この仕事を辞めた理由

辞めてはいませんが、子どもが大きくなったら時間を増やすか、介護福祉士を取ってフルタイムに切り替えるか検討中です。今の時給でも家計の足しにはなっていますが、もう少し収入を増やしたいのが正直なところです。

この仕事が向いている人

一人で判断して動ける自立心がある人に向いています。マニュアル通りにはいかない場面が多いので、臨機応変に対応できる柔軟さも大切。利用者さんのペースに合わせて穏やかに接することができ、他人の生活空間に入ることに抵抗がない人なら、やりがいを感じられるはずです。逆に、チームで働きたい人や、常に誰かのサポートが欲しい人には不向きかもしれません。

この仕事に就きたい人へ一言

訪問介護は一人で訪問するからこそ、基本的なスキルは確実に身につけてから現場に出てください。初任者研修だけでなく、実務者研修まで修了しておくと安心です。

移動時間の扱いは事業所によって異なるので、入職前に「移動時間は時給に含まれるか」を必ず確認してください。直行直帰がいいのか、事務所に立ち寄る形がいいのか、自分のライフスタイルに合った事業所を選ぶことが、長く続ける秘訣です。

よくある質問(FAQ)

Q. 訪問介護ヘルパーの時給相場は?

A. 都市部で1,300〜1,800円が目安。身体介護のほうが生活援助より時給が高い傾向です。介護福祉士の資格があると時給がさらに100〜200円ほど上乗せされます。

Q. 初任者研修だけで訪問介護はできる?

A. はい、初任者研修修了で訪問介護ヘルパーとして働けます。ただし、現場での判断力が求められるので、できれば実務者研修まで取得しておくと、より安心して仕事に臨めます。

まとめ

訪問介護ヘルパーは、一人で利用者宅を訪問する孤独感と責任の重さがある一方、一対一で深い信頼関係を築けるやりがいの大きい仕事です。時間の融通が利くのでライフスタイルに合わせた働き方が可能。子育てと両立したい方や、自分のペースで介護に携わりたい方にはおすすめの働き方です。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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