📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回は柔道整復師の仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから柔道整復師を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 正社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 東京都江東区 |
| 勤務時間 | 9:00〜12:30 / 15:00〜20:00(中休みあり) |
| 休日 | 日祝+平日半日(週休1.5日) |
| 給料 | 年収350万円 |
| 必要資格 | 柔道整復師免許 |
| 業種 | 整骨院・接骨院 |
| 主な業務内容 | 整骨院での施術業務(骨折・脱臼・捻挫・打撲の治療)・受付・レセプト業務 |
| 性別 | 男性 |
| 年代 | 20代 |
始めたきっかけ
高校時代にサッカー部で膝を怪我して、近所の整骨院に通ったのがきっかけです。そこの先生が「手で治す」姿がかっこよくて、自分もこの仕事がしたいと思いました。専門学校に3年通って国家試験に合格し、都内の整骨院チェーンに就職。将来は自分で開業したいという夢を持っての入社でした。
1日の仕事内容
朝9時に出勤。開院前に院内の清掃と準備を済ませます。9時半から午前の診療開始。患者さんの症状を問診し、触診で状態を確認。捻挫や打撲の方には電気治療やテーピング、手技療法を行います。
1人あたりの施術時間は15〜20分。午前中だけで15〜20人の患者さんを診ることもあり、目が回るような忙しさです。
12時半に午前の診療が終わったら中休み。14時半に戻って午後の準備。15時から夜の部が始まり、仕事帰りの患者さんが増える18時以降がピークタイム。20時に閉院した後、カルテ記入とレセプト(保険請求)業務。退勤は21時近くになることも珍しくありませんでした。
土曜日は午前のみ診療。日曜と祝日は休みですが、実質的な休日は日曜だけという感覚でした。
この仕事できつかったこと
一番きつかったのは、保険請求の厳しさです。柔道整復師の保険施術は「急性のケガ(骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷)」に限られます。でも実際に来院する患者さんの多くは慢性的な肩こりや腰痛。保険適用にならないケースが多いのに、経営のために保険請求をかけるグレーなやり方をしている院もあり、業界全体の問題として心が痛みました。
中休みの拘束時間も地味にきつかった。12時半から15時まで自由時間と言われても、院の近くにいなきゃいけないし、実質的に1日の拘束時間は12時間。帰宅すると疲れ果てて寝るだけの生活でした。
体力面もきつい。1日に30人近い患者さんに手技を行うと、自分の手首や腰がボロボロになります。「人を治す仕事なのに、自分の体は壊れていく」という矛盾。同僚にも腱鞘炎で離職した人がいました。
この仕事で良かったこと
患者さんの痛みが取れて「先生のおかげで楽になりました」と言われる瞬間は、やはり嬉しかったです。常連の患者さんと顔馴染みになり、人生相談までされるような関係性が築けるのは、この仕事ならではの温かさです。
手技の技術は経験を積むほど上達します。自分の手一つで人の痛みを和らげられる実感は、何年やっても色褪せませんでした。
国家資格なので、技術さえあれば独立開業できるのも大きな魅力です。実際に開業して年収700万円以上稼いでいる先輩もいました。
この仕事を辞めた理由
4年間勤めた後、開業を目指して退職しました。ただ、開業資金として500万円以上が必要で、テナント料や医療機器のリース料を考えると、想像以上にハードルが高かった。今は開業準備をしながら、別の整骨院で経験を積んでいます。
この仕事が向いている人
体力に自信があり、人とコミュニケーションを取るのが好きな人に向いています。スポーツ経験者はケガの痛みへの共感力があるので、患者さんとの信頼関係を築きやすいです。将来的に独立開業を視野に入れている人には、資格の価値は大きい。ただし、コツコツ雇われて安定収入を求めるタイプの人には、給与面で物足りなさを感じるかもしれません。
この仕事に就きたい人へ一言
柔道整復師は「国家資格を取れば安泰」という時代ではなくなっています。整骨院の数はコンビニより多いとも言われていて、競争は激しい。稼ぎたいなら、技術力を磨くのはもちろん、集客やマーケティングの知識も必要です。
開業を考えている方は、まず雇われの期間にしっかり経営を学んでください。技術だけでは食べていけません。逆に、整形外科やスポーツジムとの連携など、柔整師の活躍の場は広がっているので、自分の強みを活かせるポジションを見つけることが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q. 柔道整復師の年収はどれくらい?
A. 雇われで300〜400万円が相場。院長クラスで450〜550万円程度。開業して成功すれば700万円以上も可能ですが、廃業するケースも少なくありません。地域や集客力で大きく差が出ます。
Q. 整骨院と整体院の違いは?
A. 整骨院(接骨院)は柔道整復師の国家資格が必要で、保険施術が可能。整体院は資格不要で、すべて自費施術です。法律上の位置づけがまったく異なります。
まとめ
柔道整復師は国家資格を持つ「手で治す」専門家ですが、保険制度の問題や長時間労働、体力的な負担など、現実は厳しい面も多いです。開業の夢を持つ人には魅力的な資格ですが、技術だけでなく経営力も問われる時代。覚悟を持って取り組めば、やりがいのあるキャリアが待っています。
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