動物看護師のリアル。ペットの命を預かる仕事のやりがいと涙 【みんなの社畜体験談 #195】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回は該当職種の仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから該当職種を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 正社員
勤務地 神奈川県
勤務時間 9:00〜19:00(シフト制・実働8時間)
休日 週休2日(シフト制・平日休み中心)
給料 年収280万円
必要資格 愛玩動物看護師(国家資格)
業種 動物病院
主な業務内容 動物病院での診察補助・手術補助・入院動物の看護・飼い主対応
性別 女性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

小さい頃から動物が大好きで、実家では犬と猫を飼っていました。高校生のとき、飼い犬が病気になって動物病院に通ったことがきっかけで、動物看護師という仕事を知りました。獣医師を支えながら動物の命を守る姿に憧れて、専門学校に進学。卒業後、横浜市内の動物病院に就職しました。2023年に国家資格化されたタイミングで愛玩動物看護師の資格も取得しています。

1日の仕事内容

朝9時に出勤して、まず入院中の動物たちの様子を確認します。点滴の交換、体温測定、ケージの清掃。犬も猫もそれぞれ状態が違うので、一匹ずつ丁寧にチェックします。

9時半からは外来の診察補助。飼い主さんを診察室に案内し、動物の保定(動かないように支えること)を行います。採血のときは暴れる子も多いので、力加減とタイミングが大切。猫に引っかかれて腕が傷だらけになるのは日常茶飯事です。

午前の診察が終わると、手術が入っている日は手術室の準備と手術補助。避妊・去勢手術から腫瘍摘出まで、獣医師のそばで器具を渡したり、モニターを確認したりします。

午後の診察は15時から。待ち時間には薬の調剤、カルテ記入、電話対応、受付業務も全部こなします。19時に閉院した後、院内の清掃と入院動物の夜のケアをして退勤。帰宅は20時近くになることがほとんどでした。

この仕事できつかったこと

一番きつかったのは、目の前で動物が亡くなる場面に何度も立ち会ったことです。交通事故で運ばれてきた犬が、処置の甲斐なく息を引き取ったとき。飼い主さんの泣き声が忘れられません。何年やっても慣れないし、慣れてはいけないと思います。それでも家に帰ってからずっと泣いてしまう夜もありました。

給料の低さも深刻です。年収280万円で、手取りは月16万円台。実家暮らしでなければ生活が成り立たないレベル。「動物が好き」だけではお金の問題は解決しないと痛感しました。専門学校の同期も半分以上が3年以内に転職しています。

動物に噛まれたり引っかかれたりの怪我は絶えないし、犬猫のアレルギーが悪化して皮膚科に通うようになった同僚もいました。体力的にもきつい仕事です。

この仕事で良かったこと

手術後の動物が元気に回復して、退院の日に飼い主さんが迎えに来る瞬間。しっぽを振って飼い主さんに飛びつく犬を見ると、「この仕事をやっていて良かった」と心から思えます。飼い主さんから手紙をいただいたこともあり、今でも大切に保管しています。

動物に毎日触れ合える幸せは、他の仕事では味わえません。入院中の猫が私の手にすり寄ってくるとき、犬がお腹を見せてリラックスしてくれるとき。動物からの信頼を感じられるのは、何よりのやりがいです。

国家資格化されたことで、採血や投薬など看護師が行える業務の範囲が広がりました。今後は待遇面でも改善が期待されています。

この仕事を辞めた理由

辞めてはいませんが、将来のことを考えると不安は正直あります。結婚を考える年齢になり、この給料で家庭を持てるのかと悩むことが増えました。動物看護の経験を活かせるペット保険会社やペットフードメーカーへの転職も視野に入れています。

この仕事が向いている人

動物が本当に好きで、命に向き合う覚悟がある人に向いています。「かわいいから」だけでは続きません。飼い主さんの不安に寄り添えるコミュニケーション力と、動物の微妙な体調変化に気づける観察力が必要です。体力に自信がある人、汚れ仕事にも抵抗がない人は向いています。

この仕事に就きたい人へ一言

動物看護師は2023年に国家資格になったばかりで、業界全体がまだ発展途上です。待遇は正直厳しいですが、法整備が進めば改善の余地はあります。今のうちに資格を取って経験を積んでおくことは、将来的に価値が出てくるはずです。

ただし、生活が成り立たなければ続けられません。動物病院だけにこだわらず、ペット業界全体でキャリアを考えるのも一つの手。動物看護の知識と経験は、ペット保険、フード、トリミング、動物行動学など、いろんな分野で活かせます。

よくある質問(FAQ)

Q. 動物看護師になるにはどうすればいい?

A. 愛玩動物看護師の国家資格が必要です。指定の大学や専門学校(3〜4年)を卒業して国家試験に合格するルートが一般的。2023年に制度が始まったばかりなので、情報は農林水産省の公式サイトで確認してください。

Q. 動物看護師の離職率は高い?

A. 正直、高いです。給料の低さと精神的な負担が主な理由。3年以内に半数以上が離職するとも言われています。ただし、国家資格化で待遇改善が進めば、今後は定着率も上がっていくと期待されています。

まとめ

動物看護師はペットの命を預かるやりがいの大きい仕事ですが、低賃金と精神的な負担というきつさが常につきまといます。国家資格化によって専門性が認められつつある今、動物が本当に好きで覚悟を持って飛び込める方には、大きな可能性がある職種です。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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