【読者体験談#108】売れば売るほど患者は不健康に。医薬品営業は闇商売だった?!

【読者体験談#108】売れば売るほど患者は不健康に。医薬品営業は闇商売だった?!
医療品 医薬品の販売営業をしていたという【飽きっぽいんです】様。
仕事のメインは営業なので、たくさんの医薬品を販売するために様々な努力をしていたんだとか。
しかし途中である事実に気づく。
それは、販売していた薬を服用すればするほど、患者さんが不健康になっていくということ・・・。
自分のせいでどんどん不健康になっていく人の姿を見ることが辛く、退職することにしたそうです。
恐ろしいですね。
そんなお仕事内容の詳細を教えて頂きたいと思います。
雇用形態
 正社員
勤務地
福島県
勤務時間 8:00~20:00(日により変わります)
休日
土日祝、年末年始など
給料
26万円くらい
必要資格
普通自動車免許、MR認定資格
業種
 営業
主な業務内容
医療用医薬品の営業

始めたきっかけ

 

就職活動中、説明会に参加したら面白そうだったので、知識も活かせると思い、決めました。

 

1日の仕事内容

 

まず、朝の出社前に医薬品の卸業者に顔を出しに行きます。得意先の情報を仕入れたり、納入状況を聞いたり、こちらから情報提供をしたり、共有したり、卸の営業さんとの人間関係構築がメインです。
その後、出社の必要があれば営業所へ出社します。内勤業務を行ったり、その日の営業活動の準備等をします。
お昼前に営業所を出発、得意先の病院やクリニックへ向かいます。
その日によって行く場所は様々ですが、中小病院の外来や医局で先生達を待って営業したり、院内・門前薬局へ出向いて薬剤師の方とお話をしたりします。
だいたい2時くらいにお昼の営業を終え、昼食をとります。
また夕方4時くらいから8時前くらいまで病院もしくはクリニックに入って仕事をします。
必要があれば、夕方にも卸に入って情報交換などをします。

日々の訪問に加えて、不定期で製品の説明会をします。ドクター向け、薬剤師向け、看護師向けなど、ドクター向けがメインですが要望があれば対応します。
その他には講演会を開催したり、担当先が大学病院なんかだと自社に有利なお話をしてくださるドクターを全国各地に講演しに行ってもらったりします。その際は随行をすることが多いです。

 

この仕事できつかった事

 

最初は必死に仕事をこなすのみでしたが、慣れてくると、数字を追求されるので、どうしても先生に使ってくださいと言わねばならなくなります。薬を売れば売るほど、患者さんは不健康になって行く訳で・・・そのことに気づいてから仕事に意義が見いだせなくなり、モチベーションが下がりました。

 

この仕事で良かった事

 

医療業界・医薬品業界の色々に詳しくなれたことです。薬の情報をどうやって調べるか、身体の働くメカニズムについても学べたので、自分や家族の健康維持のための知識が増えたことは大きな収穫でした。

 

この仕事を辞めた理由

 

前述の通り、人を不健康にするために薬を売ることがつらくて、結婚したこともあり、辞めました。
薬の種類にもよりますが、私が営業していた薬は誤用すると死に至るので、そんな事例をいくつか聞くと切なくなり・・・人を幸せにする仕事はこれじゃないと思いました。

 

この仕事が向いている人

 

仕事は仕事、と割り切れる人。
勉強することが苦じゃない人。
スケジュール管理が自分で上手く出来る人。
などでしょうか。
収入は大きいので割り切って仕事出来る人にはとても良い仕事です。

 

この仕事に就きたい人へ一言

 

普通では触れられない世界に身を置けることはとても面白く経験になります。
ですが、この仕事が存続することで世界に与える状況がどんなものなのかよく考えてみる必要があると思います。
特に人々の健康と世界平和への影響は熟考の価値があります。

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