経理事務で働くメリット・デメリット。8年の経験から語る 【みんなの社畜体験談 #344】

経理事務を8年続けて辞めた理由【33歳女性の体験談】福岡県福岡市

「経理事務って安定してるイメージだけど、実際はどうなの?」「給料は上がっていくの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、福岡県福岡市で8年間経理事務として働いた33歳女性の体験談をご紹介します。安定した職種と思われがちな経理事務ですが、彼女が退職を決意した背景には「給料の低さと昇給見込みのなさ」という切実な理由がありました。

この記事では、経理事務のリアルな仕事内容から、きつかったこと、良かったこと、そして辞めた理由まで、包み隠さずお伝えします。経理事務への就職・転職を考えている方、現在経理事務として働いていて将来に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

基本情報

項目 内容
年齢・性別 33歳・女性
勤務期間 8年
勤務地 福岡県福岡市
辞めた主な理由 給料が低く昇給見込みなし

📝 この記事でわかること

  • 経理事務を始めたきっかけと入社時の期待
  • 経理事務の1日の具体的な仕事内容
  • 8年間働いて感じたきつかったこと(給料面・業務面)
  • 経理事務の良かった点・やりがい
  • 退職を決意した具体的な理由
  • 向いている人の特徴
  • 経理事務に就きたい人へのアドバイス
  • 経理事務からのキャリアチェンジの選択肢

経理事務を始めたきっかけ

私が経理事務を始めたのは25歳のときでした。大学卒業後、別の業界で営業職として働いていたのですが、ノルマに追われる毎日に疲弊していました。

「もっと落ち着いた環境で、専門性を身につけられる仕事がしたい」と考えていたとき、友人から「経理は専門スキルが身につくし、どの会社にも必要な仕事だから安定してるよ」とアドバイスをもらったんです。

確かに数字は得意でしたし、コツコツとした作業も苦ではありませんでした。簿記2級を取得して、福岡市内の中堅企業の経理事務に転職しました。当時は「これで安定したキャリアを築ける」と期待に胸を膨らませていました。

経理事務の1日の仕事内容

経理事務の仕事は、月初・月中・月末で業務内容が変わります。私の典型的な1日をご紹介します。

9:00 出社・メールチェック

まずはメールチェックから。取引先からの請求書や社内からの経費精算の依頼などを確認します。

9:30 伝票入力・仕訳処理

会計ソフトへの入力作業。領収書や請求書を見ながら、正確に仕訳を行います。この作業が経理の基本であり、最も時間を使う業務です。

11:00 経費精算の確認

社員から提出された経費精算書をチェック。領収書の不備がないか、勘定科目は適切かを確認して承認します。不備があれば差し戻しです。

12:00 昼休憩

13:00 請求書発行・入金確認

取引先への請求書を発行したり、入金があったかを銀行の口座明細で確認します。入金遅延がある場合は営業部門に連絡します。

15:00 月次資料の作成(月末付近)

月末が近づくと、試算表の作成や前月との比較分析などの資料作りが入ってきます。この時期は残業が増えます。

17:00 支払業務

取引先への支払い処理。振込データを作成して、上長の承認を得て銀行に送信します。ミスは絶対に許されない緊張する作業です。

18:00 退社(繁忙期は20:00〜21:00)

通常期は定時で帰れますが、月末月初や決算期は残業が続きます。

経理事務できつかったこと

1. 給料が低く、昇給がほとんどない

これが退職を決意した最大の理由です。入社時の月給は18万円。8年働いて25万円になりましたが、年間の昇給額は平均して1万円以下でした。

同じ年齢の友人たちが年収400万〜500万円と聞く中、私は8年目でも年収320万円程度。ボーナスも年間2ヶ月分程度と少なく、将来への不安が募りました。

「専門職なのに給料が上がらない」というのは、経理事務のリアルな課題だと感じました。

2. 責任が重いのに評価されにくい

経理は1円でもズレたら大問題。常に緊張感を持って仕事をしていましたが、「ミスがなくて当たり前」という扱いで、評価につながりにくいと感じました。

営業部門が成果を出せば賞賛されるのに、経理は「縁の下の力持ち」で終わってしまう悔しさがありました。

3. 決算期の激務

年度末の決算期は本当に大変でした。毎日21時過ぎまで残業し、休日出勤もありました。税理士との打ち合わせ、資料の準備、修正作業…終わりが見えない日々でした。

4. 単調な作業の繰り返し

伝票入力や仕訳処理など、同じ作業の繰り返しが多く、成長を感じにくい面もありました。8年目でも1年目と同じような作業をしている自分に焦りを感じました。

経理事務で良かったこと

1. 専門スキルが身についた

簿記の知識、会計ソフトの操作、税務の基礎知識など、確実にスキルは身につきました。これは転職する際の大きな武器になりました。

2. 会社全体のお金の流れが見える

経理をやっていると、会社の経営状況が数字で見えてきます。「この事業は利益率が高い」「この経費は削減できるのでは」といった視点が養われました。

3. 比較的自分のペースで仕事ができる

営業のように外回りやノルマに追われることはなく、デスクワーク中心で計画的に仕事を進められました。人間関係のストレスも少なかったです。

4. どの業界でも通用する

経理は業界を問わず必要な仕事です。「転職しやすい」という安心感はありました。

辞めた理由:給料が低く昇給見込みなし

8年間働いて、最終的に退職を決めた理由は、やはり「給料の低さと昇給見込みのなさ」でした。

30代に入り、結婚や将来のライフプランを考えたとき、この給料では厳しいと実感しました。同僚に聞いても、40代の先輩でも年収400万円に届かない人がほとんど。昇進ポストも限られており、キャリアアップの道が見えませんでした。

また、会社の業績は安定していたものの、「経理はコスト部門」という扱いで、人件費を増やす考えはないようでした。決算期には激務なのに、給料は据え置き。この状況が今後も続くと思うと、将来への不安が抑えられませんでした。

「スキルは身についたけれど、このままでは経済的に厳しい」と判断し、転職活動を始めました。幸い、経理経験を活かして外資系企業の経理ポジションに転職でき、年収は100万円以上アップしました。

経理事務に向いている人

  • 数字に強く、正確な作業が得意な人:1円のミスも許されない世界なので、細かい作業が苦にならない人が向いています。
  • コツコツ努力できる人:地道な作業が多いので、派手さよりも堅実さを好む人に合っています。
  • 期限管理ができる人:月末締め、決算期など、期限が厳守される仕事なので、計画的に動ける人が適しています。
  • 専門性を高めたい人:簿記、税務など、学べば学ぶほど専門性が深まる仕事です。勉強好きな人にはやりがいがあります。
  • 安定を重視する人:経理は会社に必須の部門なので、リストラされにくい安定性があります。

逆に向いていない人

  • 変化や刺激を求める人
  • 高収入を目指したい人(一般企業の経理では限界がある)
  • 大雑把な性格の人
  • 人と接する仕事がしたい人

よくある質問(FAQ)

Q1. 経理事務に資格は必要ですか?

A. 必須ではありませんが、簿記2級以上があると就職・転職で有利です。実務では会計ソフトを使うので、PCスキルも重要です。

Q2. 未経験でも経理事務になれますか?

A. 可能です。ただし、簿記の資格を取得してからの方が採用されやすいです。最初は経理アシスタントからスタートすることが多いです。

Q3. 経理事務の平均年収はどのくらいですか?

A. 地域や企業規模によりますが、一般的に年収300万〜450万円程度です。大企業や外資系では500万円以上も可能ですが、中小企業では300万円台が多いです。

Q4. 経理事務は残業が多いですか?

A. 通常期は定時で帰れることが多いですが、月末月初や決算期は残業が増えます。年間を通してメリハリがある働き方です。

Q5. 経理からキャリアアップするにはどうすればいいですか?

A. 税理士や公認会計士の資格を目指す、財務部門や経営企画に異動する、より大きな企業に転職する、などの選択肢があります。

これから経理事務に就きたい人へ

経理事務は、安定していて専門性も身につく良い仕事です。ただし、給料面では大きな期待はしない方がいいというのが正直なところです。

もしあなたが経理事務を目指すなら、以下のポイントを意識してください:

1. 企業選びが重要

給与水準は企業規模や業界によって大きく異なります。大企業や外資系、業績好調な企業を選ぶことで、給料の不満はかなり軽減されます。

2. 資格取得を継続する

簿記2級は最低限。できれば簿記1級や税理士科目、ファイナンシャルプランナーなども取得すると、キャリアの選択肢が広がります。

3. 将来のキャリアプランを描く

「ずっと一般経理でいいのか」「管理職を目指すのか」「いずれは独立するのか」を早めに考えておくと、行動が変わります。

4. 経理だけに閉じこもらない

財務分析、経営企画、IR(投資家向け広報)など、経理の周辺スキルも身につけると市場価値が高まります。

私自身、8年間の経理経験は決して無駄ではありませんでした。転職時には「実務経験8年」が大きな武器になりましたし、今の仕事でもその知識が活きています。

ただ、同じ会社に留まり続けるのではなく、適切なタイミングでステップアップすることが大切だと学びました。

まとめ

経理事務は専門性が身につき、安定した仕事である一方、給料面では期待値の調整が必要という側面もあります。今回の体験談からは、8年間の実務経験を通じた率直な意見を伺うことができました。

経理事務として働く方が給料や将来に不安を感じた際には、早めにキャリアプランを見直すことが一つの選択肢となります。

経理の経験は転職市場でも評価されるスキルです。今回のケースでも、実務経験を活かして年収アップを実現されています。

編集部より

本記事では、福岡県福岡市で8年間経理事務として働いた33歳女性の体験談をご紹介しました。経理事務のリアルな働き方や、キャリアに悩む方の参考となれば幸いです。職種選びやキャリアプランを考える際の一助としてご活用ください。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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