治験バイトは楽すぎ?入院タイプの体験談とリスク 【みんなの社畜体験談 #261】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回は治験バイトの仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから治験バイトを目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 単発
勤務地 静岡県
勤務時間 入院タイプ(3泊4日×2回)
休日 入院期間中は外出不可
給料 1泊2万円(3泊4日で8万円×2回=16万円)
必要資格 20〜35歳の健康な成人男性(案件による)
業種 製薬・臨床試験
主な業務内容 治験薬の服用・採血・検査・問診への協力
性別 男性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

大学4年の春休みに、就職前の最後の長期休みを使ってまとまったお金を稼ぎたいと思ったのがきっかけです。友人が「治験バイトやったけど、寝てるだけで8万もらえた」と言っていて、半信半疑でネットで調べたら本当にそういう案件がある。治験の募集サイトに登録して、3泊4日×2回の入院タイプに応募しました。事前検診で血液検査や心電図を受けて、問題なしで参加決定。「本当に寝てるだけで稼げるのか?」と疑いながら入院当日を迎えました。

1日の仕事内容

入院初日は朝9時に病院に到着。受付で手続きを済ませて、病室に案内されます。6人部屋で、ベッドと小さなロッカーが自分のスペース。スマホは持ち込みOKでWi-Fiもあったので、動画を見たりゲームをしたり。着替えはパジャマ一択で、外出は一切禁止。

2日目の朝、治験薬を服用。看護師さんの前で錠剤を飲んで、その後は15分おきに血圧と体温の測定。採血が1日で8回あって、これが一番きつかった。腕の内側に針の跡がたくさんできて、注射が苦手な人には地獄だと思います。

食事は病院から支給されるもの以外は一切NG。間食も飲み物もダメ。メニューは薄味の和食で量も決まっていて、若い男が満足できる量ではない。空腹との戦いが治験で一番つらいポイントかもしれません。

3日目以降は採血の頻度が減って、ほぼ自由時間。ベッドで漫画を読んだり、持ち込んだノートパソコンで映画を見たり。消灯は22時。朝6時に起きて検査を受けて、4日目の昼に退院。2回目の入院も同じスケジュールでした。

この仕事できつかったこと

一番きつかったのは採血の回数です。1回の入院で合計20回以上。腕の血管が細い方なので、針がうまく入らないこともあって、看護師さんに「ごめんなさいね」と言われながら何度もやり直し。最終日には両腕が紫色のアザだらけで、半袖が着られないレベルでした。

自由に外出できないストレスも地味に大きい。3泊4日の間、狭い病室から出られない。病棟内の共有スペースには行けますが、テレビと本棚くらいしかない。コンビニに行くことすらできない閉塞感は、経験してみないとわからないきつさでした。

治験薬の副作用リスクは常に頭にありました。今回は軽い頭痛が出た程度で済みましたが、事前の説明で「稀に重篤な副作用が出る可能性がある」と聞かされるのは怖かった。実際に、他の参加者の一人が薬を服用後に蕁麻疹が出て、途中離脱になっていました。安全性は確保されているとはいえ、新薬を体に入れる不安感はゼロにはなりません。

この仕事で良かったこと

「ほぼ何もしないで16万円」という効率は、他のどんなバイトにも勝ります。3泊4日を2回、計8日間で16万円。時給換算するのは難しいですが、拘束時間の大半はスマホをいじっているだけ。大学の春休みを使って稼ぐには最高の選択肢でした。

健康診断を無料で受けられるのも隠れたメリット。事前検診で血液検査、心電図、尿検査、身体測定を一通りやってもらえます。普段健康診断を受ける機会のない学生やフリーターにとっては、自分の健康状態を知る良い機会になります。

入院中にやることがないので、読書や映画鑑賞、資格の勉強に集中できました。私は就職前にFP3級の勉強をしていて、入院中に問題集を1冊やり切れた。ある意味、強制的に時間を作ってくれる環境です。

この仕事を辞めた理由

2回の入院で完了する案件だったので、終わったら自然と終了。また機会があれば参加してもいいかなと思っていましたが、就職して忙しくなり、それっきりです。治験バイトは「楽に稼げる」のは事実ですが、リスクがゼロではないことを理解した上で、自分の判断で参加するものだと思います。

この仕事が向いている人

注射が平気で、閉鎖的な環境に耐えられる人に向いています。規則正しい生活(消灯時間、食事制限)を守れること。短期間でまとまった金額を稼ぎたい学生やフリーターには最適。ただし、持病がある人や、薬への不安が強い人にはおすすめしません。

この仕事に就きたい人へ一言

治験に参加する際は、必ず募集元の信頼性を確認してください。厚生労働省に届け出済みの臨床試験機関が実施するもの以外は避けること。説明会で副作用のリスクや補償内容をしっかり確認して、納得した上で同意書にサインしてください。

入院タイプは拘束時間が長い分、報酬が高い。通院タイプは自由度が高い代わりに報酬はやや低め。自分のスケジュールと許容できるリスクに合わせて案件を選ぶのが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q. 治験バイトに副作用はある?

A. 軽度の副作用(頭痛、眠気、軽い吐き気など)が出る場合があります。重篤な副作用はまれですが、ゼロではありません。万が一健康被害が出た場合は、医療費や補償が受けられる制度が整っています。

Q. 治験バイトはどこで見つけられる?

A. 治験の募集サイト(VOBやJCVNなど)に無料登録すると、条件に合った案件の案内が届きます。案件は時期によって変動するので、複数のサイトに登録しておくのがおすすめです。

まとめ

治験バイトは「寝てるだけで稼げる」というイメージ通り、拘束時間の大半は自由時間で高報酬。ただし、採血の多さ、外出禁止のストレス、副作用リスクという代償があります。リスクとリターンを天秤にかけて、自分で納得した上で参加するなら、短期間でまとまった金額を稼ぐ最強の手段と言えます。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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