📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回は言語聴覚士の仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから言語聴覚士を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 正社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 東京都墨田区 |
| 勤務時間 | 8:30〜17:30 |
| 休日 | 完全週休2日(土日祝) |
| 給料 | 年収380万円 |
| 必要資格 | 言語聴覚士免許 |
| 業種 | 医療・リハビリテーション |
| 主な業務内容 | 総合病院での言語・嚥下・聴覚リハビリテーション業務 |
| 性別 | 女性 |
| 年代 | 20代 |
始めたきっかけ
大学で心理学を専攻していたのですが、臨床実習で失語症の患者さんと接する機会がありました。言葉を失った方が少しずつ「ありがとう」と言えるようになる過程に衝撃を受けて、この仕事に就きたいと思いました。卒業後、言語聴覚士の養成校に2年間通い、国家試験に合格。総合病院のリハビリテーション科に就職しました。養成校の学費は奨学金を借りたので、社会人スタートから借金300万円という船出でした。
1日の仕事内容
朝8時半に出勤して、まず今日のリハビリスケジュールを確認します。1日に担当する患者さんは8〜10人。1人あたり20〜40分のリハビリを行います。
午前中は主に入院患者さんの個別リハビリ。失語症の方には絵カードを使った言葉の訓練、構音障害の方には口唇や舌の運動訓練を行います。嚥下障害の方のリハビリでは、実際に食べ物を使って飲み込みの練習をすることも。誤嚥のリスクがあるので、常に気を張っています。
昼食は患者さんの食事場面を観察する業務が入ることもあり、ゆっくり食べられない日も多いです。
午後は外来のリハビリと、小児の発達支援が中心。言葉の遅れがあるお子さんの訓練は、遊びの中にリハビリ要素を組み込むので、準備にも時間がかかります。
16時以降はカルテ記入、カンファレンスへの参加、翌日のリハビリ教材の準備。17時半に退勤できる日もあれば、書類仕事が溜まって19時近くになることもありました。
この仕事できつかったこと
一番きつかったのは、リハビリの成果が出にくい患者さんを担当したときです。脳卒中後の重度失語症の方に毎日訓練を続けても、目に見える改善がほとんどない。ご家族から「いつ話せるようになりますか?」と聞かれるたびに、胸が痛みました。正直に「元通りは難しい」と伝えなければならない場面は、何年やっても慣れません。
「言語聴覚士って何?」と聞かれるのも地味にストレスでした。理学療法士や作業療法士に比べて圧倒的に知名度が低く、同じリハビリ職なのに存在感が薄い。病院内でも「STさんって何するの?」と聞かれることがあります。自分の専門性を理解してもらうために説明するのは、最初のうちはモチベーションになりましたが、だんだん疲れてきます。
嚥下リハビリでは、誤嚥性肺炎のリスクと常に隣り合わせです。「この食形態なら大丈夫」と判断した結果、患者さんがむせてしまったときの恐怖感は忘れられません。命に直結する判断を毎日求められるプレッシャーは、想像以上でした。
この仕事で良かったこと
失語症の患者さんが、リハビリを重ねて初めて「おはよう」と言えた瞬間。あの喜びは何にも代えられません。患者さんの目から涙がこぼれ、ご家族が泣きながら感謝してくれた場面は、今でも鮮明に覚えています。
嚥下リハビリの成果で経管栄養から口から食べられるようになった方が、「ご飯がこんなにおいしいなんて」と笑顔を見せてくれたことも忘れられません。「食べる」という当たり前の幸せを取り戻すお手伝いができるのは、言語聴覚士ならではのやりがいです。
小児の発達支援では、お子さんが初めて二語文を話せたときのお母さんの嬉しそうな顔。「先生のおかげです」と言ってもらえると、この仕事を選んで本当に良かったと思えます。
この仕事を辞めた理由
辞めてはいませんが、もう少し給料の良い職場を探して転職活動を始めています。言語聴覚士の需要は高いのに、年収380万円は正直きつい。奨学金の返済もあるので、訪問リハビリなど、もう少し収入を上げられる働き方を模索しています。
この仕事が向いている人
人の話をじっくり聴ける忍耐力がある方、小さな変化に気づける繊細さがある方に向いています。成果が見えにくい場面でもコツコツ続けられる粘り強さは必須です。「コミュニケーション」そのものに興味がある方、言葉の仕組みに惹かれる方は、きっとやりがいを感じられる仕事です。逆に、わかりやすい成果がすぐにほしい人や、単調な繰り返しが苦手な人には向いていないかもしれません。
この仕事に就きたい人へ一言
言語聴覚士はリハビリ専門職の中でもまだまだ人数が少なく、需要に対して供給が追いついていません。裏を返せば、資格を持っているだけで就職先には困らないということ。病院、クリニック、介護施設、小児発達支援センター、訪問リハビリと、活躍の場は幅広いです。
給料を上げたいなら、訪問リハビリや管理職ポジションを狙うのが近道。経験を積んで専門領域を持てば、年収450万円以上も見えてきます。マイナーな職種だからこそ、ライバルが少ない今がチャンスだと思います。
よくある質問(FAQ)
Q. 言語聴覚士になるには?
A. 大学や専門学校の養成課程(3〜4年)を修了し、国家試験に合格する必要があります。大卒なら2年制の養成校でも受験資格を得られます。合格率は60〜70%程度で、しっかり勉強すれば受かるレベルです。
Q. 理学療法士・作業療法士との違いは?
A. 理学療法士は身体機能(歩行・運動)、作業療法士は日常生活動作の回復が専門。言語聴覚士は言語・聴覚・嚥下(飲み込み)に特化しています。3職種が連携して患者さんの回復を支えるのがリハビリテーションの基本です。
まとめ
言語聴覚士は知名度こそ低いですが、言葉と食べる機能を取り戻すという、人間の根幹に関わるやりがいの大きい仕事です。成果が見えにくいきつさや年収の低さはありますが、需要は確実に伸びています。マイナーだからこそ、専門性を磨けば唯一無二の存在になれる職種です。
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