【読者体験談#93】頭がおかしくなる…辛抱強さと集中力が必要な部品選別作業。

【読者体験談#93】頭がおかしくなる…辛抱強さと集中力が必要な部品選別作業。
 選別作業といっても色々あると思いますが、今回は部品の不良品チェックのお仕事体験談です。
数千分の一や数万分の一の確率でしかない不良品を見つけろという依頼もあるらしいです。
ずっと同じような部品を見ていると気がおかしくなりそうですね・・・。
そんな選別作業のお仕事をされた【jamhiroyuki】 様に詳細を教えて頂きたいと思います。
雇用形態 正社員
勤務地
 愛知県名古屋市
勤務時間 7:00~22:00 ただし不定が多くあり
休日
日曜日、盆、年末年始
給料
20~30万
必要資格
特になし
業種
 軽作業
主な業務内容
 不良品選別

始めたきっかけ

求人誌をみつけて、好条件でした。福岡在住でありながら、研修で最初は名古屋に2か月と言われましたが、給料が研修中の時給から福岡では見かけないレベルでした。

1日の仕事内容

工場、特に自動車部品扱うところからの依頼で、商品納品先で不良品が発生したとき、納入先へ出向き不良品を取り除くことをしていました。俗に選別屋といわれているもので、無数の金属部品の中から変形しているものを拾い出したり、ゴムパッキンを一つずつ顕微鏡を使用してひびが入っていないか確認したりしていました。

この仕事できつかった事

時間の開始も終了も全く読めません。
基本、依頼が来るのは24時間動いている工場なので、真夜中からスタートといったこともざらにあります。それでいて零細企業だったので、日勤、夜勤がきっちりと分けられているわけではありませんでした。

実際、日中は依頼が入らなかったのに夕方から立て続けに出動するようなことも珍しくなく、また、依頼の品が少量ですぐ終わるときもあれば、膨大で交代要員の段取りがつくまで帰れない、ということも普通にありました。

この仕事で良かった事

最初の内は単純作業を辛抱強く続けるだけだったのですが、営業も任されるよになるとやりがいも感じるようになってきました。また、依頼先へ出向く行動範囲が広く、車で何時間も運転し移動するのは私としては嫌いではありませんでした。

この仕事を辞めた理由

作業そのものはそれほどきつくはありませんでしたが、仕事のペースがつかめないのはどうにも不健康でした。
営業や事務をこなすようになっても、工場に出向いて作業も作業員が足りないときは当然やっていました。朝から書類を作ったり、営業に行ったりしている内に、作業員が足りなくなる依頼が入るとそのまま依頼先の工場へ。解放されるのは翌朝、ということも多く、眠い目をこすりながら車を運転し帰社します。
それでも、もしさらに依頼が入るとどうなるかと戦々恐々でした。

この仕事が向いている人

作業先はおおむね自動車関係の工場ですが、さほど力や体力は必要ありません。
むしろ必要なのは集中力です。
無数のボルトを見て、ネジ山がつぶれているものをピックアップする作業はかなりの辛抱強さと集中力の維持が必要です。

依頼は、数千分の一や数万分の一の確率でしかない不良品を見つけてくれ、といった注文もありますので。

この仕事に就きたい人へ一言

この仕事に就きたい人がいるかどうかわかりませんが、自動車産業はまだまだ活況ですので、覚悟があればどんな人でも受け入れてもらえると思います。ただ、福利厚生の面でいうと相当立ち遅れていますので、自分が会社を変える・・くらいの気持がないと続かないと思います。もちろん、あくまで一時的にということならそれでもいいのですが、それでも、ある程度大手とまだ新しい会社とでは待遇にかなりの差がありますのでご注意を。

待遇とは給与面のことだけではなく、人を回すシステムがまだ整っていないための劣悪な待遇といったところがまだ多い業種です。

製造工場カテゴリの最新記事