📝 この記事でわかること
- この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
- 給料・勤務時間・休日の実情
- 実際にきつかったこと
- この仕事で良かったこと
- 向いている人の特徴
今回はWebディレクターの仕事を経験された方に体験談をいただきました。
実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これからWebディレクターを目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
| 雇用形態 | 正社員 |
|---|---|
| 勤務地 | 福岡県 |
| 勤務時間 | 10:00〜19:00(フレックス制・コアタイム11:00〜16:00) |
| 休日 | 完全週休2日(土日祝) |
| 給料 | 年収450万円 |
| 必要資格 | 特になし |
| 業種 | Web制作会社 |
| 主な業務内容 | Webサイト・LP制作のプロジェクト管理・要件定義・ワイヤーフレーム作成・クライアント折衝・進行管理・品質管理 |
| 性別 | 男性 |
| 年代 | 20代 |
始めたきっかけ
新卒でIT企業の営業を2年やった後、「もっとクリエイティブな仕事がしたい」と思って25歳でWeb制作会社に転職しました。営業経験があったので、クライアントとの折衝ができるWebディレクターとして採用されました。面接では「営業力とWeb制作の知識を組み合わせて活躍してほしい」と言われて意気揚々でしたが、入ってみたら「板挟み」という言葉の意味を、文字通り体で覚えることになりました。
1日の仕事内容
朝10時に出勤して、まずはメールとSlackのチェック。クライアントからの修正依頼、デザイナーからの質問、エンジニアからの仕様確認。朝の時点で未読メッセージが30件以上あるのが日常です。優先度を判断して、緊急のものから返信していきます。
午前中はクライアントとのオンラインミーティングが1〜2件。新規案件の要件定義やデザインの確認、公開前の最終チェック。クライアントの要望を聞き取って、それを制作チームが理解できる言葉に翻訳するのがディレクターの仕事。「もっと洗練された感じで」「インパクトが足りない」。抽象的な要望を具体的な指示に落とし込むのに神経を使います。
午後は制作チームとの進捗確認。同時に3〜5案件を並行して管理しているので、各案件の進捗を把握して、遅延が出ていればスケジュールを調整。見積もりの作成、提案資料の作成、ワイヤーフレームの作成。自分の手を動かす作業は夕方以降に持ち越されることが多くて、定時に上がれる日はほぼありません。22時退勤が週に2〜3回ありました。
この仕事できつかったこと
クライアントと制作チームの板挟みが本当にきつかった。クライアントは「予算内で最高のものを作ってほしい」、デザイナーは「この予算じゃこのクオリティが限界」、エンジニアは「この仕様だと工数が倍になる」。全員の言い分はわかるけど、全部を叶えることは物理的に不可能。落とし所を見つけるのがディレクターの仕事なんですが、結局どこかに不満が残る。クライアントからは「期待通りじゃない」、制作チームからは「無茶を押し付けないでくれ」。両方から文句を言われる中間管理職の辛さです。
「ちゃぶ台返し」も精神的にダメージがでかい。デザインがFIXして実装に入った段階で、クライアントの上層部が「やっぱり方向性を変えたい」と言い出す。それまでの2週間分の作業がゼロに。制作チームのモチベーションは地に落ちるし、自分も「何のために徹夜したんだ」と虚しくなります。
案件の掛け持ちによるマルチタスクの負荷も深刻でした。5案件を同時に回していると、頭の中が常にパンク状態。A案件のミーティング中にB案件の緊急連絡が入り、C案件の納期が明日に迫っている。どの案件に集中すればいいかわからなくなって、結局全部が中途半端になる悪循環。心身ともに消耗していきました。
この仕事で良かったこと
自分がディレクションしたWebサイトが公開されて、クライアントから「売上が上がりました」「問い合わせが増えました」と報告をもらったときの喜びは大きかったです。制作チームのデザイナーやエンジニアと一緒に作り上げたものが世に出る。チーム全員で公開日を迎える瞬間は、何度経験しても胸が熱くなります。
幅広いスキルが身につくのも魅力です。ビジネス折衝、プロジェクト管理、UXデザインの基礎、HTMLやCSSの知識。ディレクターは「何でも屋」ですが、その分、転職市場での汎用性が高い。事業会社のインハウスWebマーケターや、PM職への転職の道が開けます。
年収450万円は20代後半としては悪くない水準。Web業界は実力主義なので、実績を積めば30代で年収600万円以上も現実的。フリーランスのWebディレクターとして独立すれば、月単価80〜100万円も狙えます。
この仕事を辞めた理由
辞めていません。4年目で、チームリーダーとして後輩ディレクター2人の育成を担当しています。板挟みのストレスは相変わらずですが、「両方の味方でいる」ことがディレクターの存在意義だと腹を括れるようになりました。将来的には事業会社のWebマーケティング責任者か、自分で小さなWeb制作会社を作ることを考えています。
この仕事が向いている人
コミュニケーション力が高く、異なる立場の人の間に立つのが苦にならないタイプに向いています。論理的に物事を整理するのが得意な人、スケジュール管理が緻密にできる人。逆に、自分の手でものを作りたい職人タイプには物足りない。板挟みを「調整力」としてポジティブに捉えられるかどうかが、この仕事を続けられるかの分かれ目です。
この仕事に就きたい人へ一言
Webディレクターのキャリアは大きく2つの方向に分かれます。プロジェクトマネジメントを極めてPMO職に行くか、マーケティング寄りにシフトしてWebマーケターになるか。どちらに進むにしても、数字で語れる実績を作ることが重要です。「CVRを何%改善した」「納期遵守率何%」など、具体的な成果を言語化しておいてください。
GA4とサーチコンソールの使い方は覚えておくと、マーケティング方面へのキャリアチェンジで大きなアドバンテージになります。
よくある質問(FAQ)
Q. Webディレクターに必要なスキルは?
A. コミュニケーション力とプロジェクト管理力が最重要。HTMLやCSSの基礎知識、デザインツール(Figma・XDなど)の操作ができると制作チームとの会話がスムーズになります。資格は不要ですが、Web解析士やPMP資格があると転職時に有利です。
Q. Webディレクターの年収相場は?
A. 制作会社のジュニアで350〜450万円、シニアで500〜650万円。事業会社のインハウスディレクターだと450〜600万円。フリーランスなら月単価60〜120万円が相場です。
まとめ
Webディレクターはクライアントと制作チームの板挟み、ちゃぶ台返し、マルチタスクの過負荷がきつい仕事です。しかし、チームで作ったWebサイトが成果を出したときのやりがいは格別で、ビジネス折衝力・PM力・Web知識が同時に身につくキャリアとしての汎用性は抜群。板挟みを武器に変えられるかどうかが、この仕事を楽しめるかの分かれ目です。
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