塗装工はきつい?シンナーの匂いと高所作業のリアル 【みんなの社畜体験談 #215】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回は塗装工の仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これから塗装工を目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 正社員
勤務地 大阪府
勤務時間 8:00〜17:00(現場により前後あり)
休日 日曜・祝日休み(土曜は現場次第)
給料 年収380万円
必要資格 普通自動車免許(有機溶剤作業主任者あると有利)
業種 建設・塗装業
主な業務内容 住宅・ビルの外壁塗装・内装塗装・防水工事・下地処理
性別 男性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

高校を卒業して、地元の塗装会社に就職しました。親父が大工をやっていたので、建築業界には馴染みがあったんです。「手に職をつけたい」というのが一番の動機でした。入社初日に親方から「3年は修行だと思え」と言われて、覚悟はしていたつもりでしたが、想像以上にきつい世界でした。

1日の仕事内容

朝7時に会社の資材置き場に集合して、塗料や道具をトラックに積み込みます。現場には8時着が基本。まず足場の安全確認をして、養生テープやシートで塗らない部分を保護する養生作業から始めます。

午前中は下地処理がメイン。高圧洗浄で汚れを落としたり、ケレン(サビや旧塗膜を削り落とす作業)をしたり。地味ですが、この工程を手抜きすると塗料が剥がれるので最も大事な作業です。

午後からいよいよ塗装。ローラーやハケ、スプレーガンを使い分けながら、ムラなく均一に塗っていきます。外壁塗装は足場の上で作業するので、高さ10m以上の場所でローラーを振るうこともあります。

17時に片付けと道具の洗浄をして終了。塗料がついた道具をシンナーで洗う作業は毎日の日課でした。

この仕事できつかったこと

何といってもシンナーの匂いがきつい。特に室内の塗装作業では換気をしていても頭がクラクラすることがあります。最初の半年は毎日頭痛がして、帰宅後に吐き気が止まらない日もありました。防毒マスクをしていても完全には防げないんです。

高所作業の恐怖は慣れるまで本当につらかった。足場の上でローラーを使うとき、下を見ると足がすくみます。風が強い日は足場が揺れるので、道具を持つ手が震えていました。先輩に「怖がるな」と言われても、10mの高さは怖いものは怖い。3階建ての外壁を塗るときは、毎朝「今日も無事に帰れますように」と祈っていました。

夏場の作業は地獄です。直射日光を浴びながら足場の上で作業すると、体感温度は50度近くになります。熱中症で倒れた同僚もいました。冬は冬で、手がかじかんでハケが持てない。塗料が乾きにくくなるので工期が延びるプレッシャーもあります。

この仕事で良かったこと

仕上がりを見たときの達成感は格別です。くすんでいた外壁がピカピカになって、お客様が「新築みたいになった!」と喜んでくれたときは、この仕事をやっていてよかったと心から思えます。自分が塗った建物が街の風景の一部になるのは、職人ならではの誇りです。

技術が上がっていく実感があるのも楽しい。最初はムラだらけだった塗りが、2年目くらいから均一に塗れるようになり、色の調合もできるようになりました。一人前と認められたときは嬉しかったです。

手に職がつくので、食いっぱぐれがないという安心感があります。塗装の需要はなくならないし、腕が良ければ独立もできる。実際、先輩の中には独立して年収700万以上稼いでいる人もいます。

この仕事を辞めた理由

辞めてはいません。入社6年目で、今は後輩の指導も任されるようになりました。将来的には独立も視野に入れています。ただ、身体への負担は確実にあるので、あと10年同じペースで続けられるかは正直不安です。

この仕事が向いている人

体力に自信がある人、高所が平気な人には向いています。細かい作業が好きで、仕上がりにこだわれる几帳面さも大事。塗装は天候に左右されるので、急な予定変更にも柔軟に対応できる人が向いています。匂いに敏感な人や、高所恐怖症の人には正直おすすめしません。

この仕事に就きたい人へ一言

塗装工は「きつい・汚い・危険」の3Kと言われますが、技術を身につければ食いっぱぐれのない仕事です。最初の1〜2年は修行期間だと割り切ってください。先輩の技を見て覚える世界なので、素直に教わる姿勢が大切です。

有機溶剤作業主任者や足場の組立て等作業主任者の資格を取ると、現場でのポジションが上がります。独立を目指すなら、塗装技能士の1級を取得しておくと元請けからの信頼度が段違い。キャリアの選択肢を広げるためにも、資格は積極的に取りましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 塗装工の健康被害ってどれくらいある?

A. シンナーなどの有機溶剤は長期間吸い続けると中枢神経に影響があるとされています。最近は水性塗料の使用が増えて改善傾向ですが、防毒マスクの着用は絶対に欠かさないでください。定期的な健康診断も必須です。

Q. 塗装工は独立しやすい?

A. 比較的しやすい業種です。道具と技術があれば一人でも始められますし、元請けとの関係ができていれば仕事も安定します。独立して5年目で年収700万以上稼ぐ職人さんも珍しくありません。

まとめ

塗装工は、シンナーの匂い・高所作業・真夏の炎天下と身体的なきつさが際立つ仕事です。しかし、建物をきれいに仕上げたときの達成感と「手に職」の安心感は大きな魅力。独立のチャンスもあり、技術を磨けば収入を伸ばせる世界です。身体の負担と向き合いながら、長く続けられる働き方を考えていくことが大切です。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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