一回に一台はある「エアコン」。常に快適な温度にしてくれるありがた~い家電ですよね。
そんなエアコンの設置、撤去のお仕事の経験がある【AP-YM】様。
賃貸だと元々設置してある所が多く、取り付け作業を見たことのある人は意外に少ないと思います。
なので取り付けから撤去の流れまでの一連の流れを詳細まで教えて頂きました。どうぞ。
雇用形態 | 正社員 |
---|---|
勤務地 |
東京都足立区
|
勤務時間 |
7:00~18:00
|
休日 |
不定期
|
給料 |
15~25万円
|
必要資格 |
電気工事士・ガス溶接
|
業種 |
ガテン系
|
主な業務内容 |
空調の設備
|
この仕事を始めたきっかけ
父親の社長のやってる会社だったので、そこに入社する事にしました。
1日の仕事内容
最初に、一日の作業内容と書いてありますが、作業は何日もかかる方が多いので、一連の作業の流れをご紹介します。
空調設備の仕事でメインはエアコンの取り付け・移設をやってました。
まずは倉庫から必要道具、材料を持ってきて作業車に積み込みをします。現場に向かい到着したら現場と図面を確認し、現場の危険性や大まかな作業内容を確認します。
作業現場が汚れないように養生をし、それから基本の撤去 設置にとりかかります。
詳しく説明してると長くなるので、大雑把に説明します。
1.撤去 エアコンは室外機と室内機をつなぐ銅管内でガスを循環させて部屋の温度を調整します。(銅管には電線も一緒に流しています。銅管=銅管+電線で考えてください)そのガスを先に抜きます。
次に、室外機と室内機間の銅管をすべて撤去します。新しい台と入れ替えの場合は、銅管をそのままに、再利用することもあります。(撤去をせず新台と銅管をつなぎなおす)
そのあと室外機と室内機を取り外します。 銅管さえ切れていれば室外機と室内機を外すのは固定している金具を外すだけです。
2.設置 室内機には、壁掛けと天井埋めが基本です。壁掛けは、設置面に銅管を通す穴をあける必要があります。天井埋めは天井のボードに穴をあけその上から台と銅管を吊るす金具をつけるアンカーを打つ必要があります。室外機は、置くための台座を設置してその上に台を置きます。銅管は、壁に穴をあける、吊るための金具をつけるアンカー打つ、などしてルートを確保します。 銅管の長さが足らないときは溶接をします。(電線は結線します) 銅管を通した後は結露防止や見た目直し用の太巻きテープみたいなものをまきます。室外機、室内機と銅線をつなぎ(電線も結線し) 室内機から電線を取り壁などにリモコンも取り付けます。 電線を通すため壁に穴をあけたり、壁を這わせたりします。(赤外線式リモコンの場合は不要) 試運転し問題なく作動することを確認します。
最後に、養生をはがし片付け清掃を終えれば、 終了です。
この仕事できつかった事
空調の工事ということもあり、夏場は暑く、冬場は寒くて気温調整ができなかったのはつらかったですね。夏場の溶接はかなり熱くて大変だったり、冬場だと上着を着こんだせいで精密作業がやりずらかったり…。
あとエレベーターがない現場や、エレベーターに乗らない材料があるときは階段で運ぶこともあるので大変でした。室外機は物によっては100キロを超える物もあり、それを台座の上に乗っけるのも大変な作業でした。
この仕事をして良かった事
結構大掛かりな作業になることも多く、大きい仕事だと一か月二か月かかることもあるので作業が終わった時の達成感は結構ありました。
また空調設備は銅管作業では溶接、電線では結線など数種類の作業をするので、色んなスキルが身に付いたり、資格を取ることができたので幅広いことができるようになったのが良かったです。
ほかには高所作業をするための高所作業資格だったり、台を運ぶためにフォークリフトの免許もとることができます。
あと直接空調設備とは関係ありませんが、会社の方針で企業を相手に仕事を取っていたこともあり、普通では入れない場所に入れたりするので、珍しいものが見れたりもしました。(社長室だったり病院内部だったり)
この仕事を辞めた理由
自分がこの仕事を辞めてしまった理由は、大きく分けて二つです。
一つは作業環境と体調の問題ですね。
自分は喘息持ちで、作業場所の多くは天井裏で埃っぽい地下室などもあり、のどを何度か痛めました。
もう一つが職場のほかの従業員との関係でした。
自分以外は父兼、社長の知り合いらしく、社長になる前からの付き合いだったので皆40を超えていました。(自分は当時18歳)あまり共通の話題がなかったり自分がコミュ障なこともあったので、あまりいい関係が築けませんでした。
この仕事に向いている人
重い室外機を運ぶこともあるので体力がある人や、不衛生な場所で作業もするので少しの汚れも許せる人、足場の悪い場所で作業もするので応用力のあるひとがこの仕事に向いてるかと思います。
この仕事に就きたい人へ一言
どんな仕事もそうですが、この仕事は特に覚えることが多く大変だと思います。無理せず頑張ってください。