鍼灸院とは文字の通り、鍼(はり)やお灸での治療を施す場所です。
TVで腰や顔に細い針を刺しているシーンを見たことありませんか?あれです。
一般的には腰痛や肩凝りに効果があるみたいですが、針をブスブス刺すのでちょっと怖いですよね。
私の友人の経験談では、むくみが取れほうれい線も薄くなったそうです。
効果は一か月ほど続くみたいなので、試してみたい方はぜひ。
私は怖いのでやりませんが・・・。
そんな鍼灸院で助手の経験をされた【さくら】様。
色んな体験談をご紹介して頂こうと思います。
雇用形態 | 正社員 |
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勤務地 |
熊本県熊本市
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勤務時間 |
8:00~17:30(日につき大幅に異なる)
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休日 |
日曜日・年末年始
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給料 |
13万
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必要資格 |
なし
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業種 |
療術業
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主な業務内容 |
鍼灸院での助手業務
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始めたきっかけ
鍼灸院でナース服を着ながら仕事が出来るということで、楽しそうだと思い、始めました。
1日の仕事内容
出勤したらまずは鍼の準備や消毒の補充、ベッドの準備の確認を行い、順番を記入する紙を受け付けに出します。時間になったら待合室にいる患者さんを中に入れます。
大抵は常連の人が多いですので、月始め以外は保険証などの確認は行わずに入ってもらい、ベッドで準備をしててもらいます。
初めての人には保険の種類を聞き、保険の適用が出来るか否かによって料金の説明をし、カルテを作り、症状を聞いて治療の準備をしてもらいます。
まずは先生が検査をして鍼を何本準備するのかを言いますので、鍼と消毒のついたコットンを準備します。鍼は資格がないと出来ませんが、お灸は助手の仕事だったので、お灸をしていました。
治療が終わると掃除をして戸締まりをし、終了となります。
この仕事できつかった事
病院ではないですがガンなどの痛みを和らげるために、唸りながら通っている人を見なくてはならなかったことと、感染症の対策をしっかりとしているわけではなかったので、治療をするときにはいつも感染症の心配があったことです。
また、治らないからと八つ当たりをされてしまうこともあったり、先生に怒られて泣いている人のフォローが大変だったりしました。
この仕事で良かった事
たくさんの人に感謝されることです。
県外から治療に来られていた方も多く、そのなかには足を痛め、大切なスポーツの試合に出ることを諦めていた中学生の子がいました。その子が一週間鍼治療をしたら痛みがなくなり、試合に出られたんだと喜んでくれたことがあり、そのことは今でも忘れることはできません。
また杖をついて、ようやく歩いてきた人が杖を忘れて帰っていく姿を見ると、多くの人を助けているのだというような、とても誇りに思うことが出来ました。
この仕事を辞めた理由
先生がパワハラ先生だったからです。
私などのスタッフには良いのですが、自分よりも弱いと思った患者さんには暴言を吐いたり、お金がないと思う患者さんにはしっかりとした治療を行わないことでも有名でした。
そんな先生と自分を同じように思われたくなかったので、ずっと辞めたいと思っていました。
そんな時に先生が高齢のため営業時間の短縮の話があり、それを理由に辞めるということにしたので、会社都合となりとてもラッキーでした。
ただ、鍼灸院の仕事事態は私は好きでしたので、他の鍼灸院でまたやりたいという気持ちはあります。個人経営が多いですので、鍼灸院選びはダイレクトに人間関係に影響を及ぼします。
この仕事が向いている人
病院ではありませんが、医療関係に興味がある人は向いているかもしれません。
また、基本的には治療時間中は患者さんとの会話になりますので、接客業を得意としていないと、辛いかもしれません。
鍼灸院の助手というのは免許がなくても出来ますので、やる気が必要となってきます。
しかし、人と接することが苦手な人や話下手の人というのは、患者さんを不安をぬぐいきることが出来ませんので、医療の知識はなくても、話術は必要だと思います。
この仕事に就きたい人へ一言
鍼灸院というのは個人経営が多いですので、少人数での勤務となることが多いと思います。先生と自分だけということもありますので、人格などをチエックしてから鍼灸院の仕事に就くことが大切だと思います。