求人広告を見てビビっときてそのまま応募した【雪解け水】様。
好きな雑貨店で店長をやることになったそうですが、「店長」という立場は想像以上にキツかったそうです。
上の立場になると責任が増え、労働時間は長くなり、でもそれに見合った給料はもらえないというのがあるあるですよね。
今回投稿して頂いた【雪解け水】様も色々大変な思いをしたそうです。。。
そんな雑貨店での体験談をご紹介したいと思います。
雇用形態 | 正社員 |
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勤務地 |
西日本某所(転勤あり)
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勤務時間 |
9:00~22:00(シフト制)
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休日 |
不定休
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給料 |
21万
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必要資格 |
なし
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業種 |
サービス業
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主な業務内容 |
雑貨の販売
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始めたきっかけ
もともと雑貨屋さんめぐりが大好きで、雑貨を集めるのが趣味でした。
好きなことを仕事にできればいいなと思っていたところ、たまたまその日、ふらりと立ち寄った雑貨屋で求人広告を見たのがきっかけです。しかも、「急募!!」と書かれた張り紙に、なぜか自分が必要とされている!と思ってしまいました。
正直に言うと、その店で扱っているものは自分の好きなテイストの雑貨ではなかったのですが、雑貨屋さんで働ける!ということに舞い上がっていて、あまり気にせず応募しました。
1日の仕事内容
店長としての朝一番の仕事は、出勤前に当日のスタッフのシフトを確認しておくことです。急な欠勤などがあれば、一日の仕事が回せるか考えつつ、どうしても難しい場合は休日の予定のスタッフに頼み込むこともあります。
出勤後は、他のスタッフと一緒に開店準備をします。陳列した商品を整えたり、店内の清掃をします。細かなアクセサリーも扱っていたので、ちょっとしたほこりも丁寧に掃除しました。
開店後は仕入れた商品が届いていれば、数と伝票を照らし合わせる作業をし、品出しをします。作業をしつつ、お客様への対応や、レジ打ちもします。在庫数や売り上げなどの管理もします。
この仕事できつかった事
ひとつは意外と重労働だということです。
ひとつひとつは小さな雑貨が多く、女性がちまちまと仕事をしているようなイメージだったのですが、納品は大きな段ボールでどーんと届くし、棚替えをする時には思い什器を運んだりするし、パワーも必要でした。
もうひとつが、退職理由にもつながるのですが、店長は管理職手当を支給されている分どれだけ長時間拘束されても文句を言えない空気があったことです。
店舗でスタッフと一緒に働いているのは楽しいのですが、本社会議や、研修(という名目で売り上げが低いと詰められる)は精神的にきつかったです。
この仕事で良かった事
純粋に雑貨屋さんとしての仕事を楽しむにはアルバイトスタッフとして働く方が個人的には良かったと思います。
ただ、店長としての業務をこなすことによって、店に関係するさまざまな人と交渉したり人脈を広げることができ、とても勉強にはなりました。業務全体を俯瞰的に見て仕事をすることができるのは、店長の醍醐味だと思います。
また、店舗内では自分が責任を負う立場であることで、ひとつひとつの仕事を自分の裁量で行えたのも、やりがいを感じました。
この仕事を辞めた理由
いわゆるワークライフバランスに悩んで退職しました。
年中無休、営業時間も長いので、自分が休んでいても店は営業している状態で、人件費の関係でスタッフも最低限の人数で回しているため、何かあると全部自分が対処しなければならない状況に疲弊しました。
ずっと気持ちをオフにできないしんどさがありました。
また、店舗の売り上げも順調な時はいいのですが、低迷期などは本社からも店長の責任をかなり問われるので、なにか打開策を、となると勤務時間も勤務日も増え、疲れがたまって働く意欲もなくなりそうでした。
この仕事が向いている人
雑貨が好きで、人が好きで、働くことが苦にならない人は向いていると思います。
自分が心ひそかに退職を決めた後に、たまたま他の店舗の店長と話す機会があったのですがその人は「店が好きで好きで、休みの日もずっと店にいる!」と満面の笑みで楽しそうに話していました。その店舗は売り上げも順調でした。
同じ仕事をしていても仕事に対する姿勢があまりに違い、自分には真似できないと思ったので印象に残っています。
この仕事に就きたい人へ一言
雑貨店は、店舗の形態によって働き方もかなり違うと思います。私の場合は退職を選びましたが、向いている人もいるでしょうし、もっと働きやすい会社もあると思います。
好きを仕事にでき、それでやりがいを感じられるならば、素敵なことだと思います。