テレビADはきつい?激務と薄給でも続ける理由 【みんなの社畜体験談 #301】

📝 この記事でわかること

  • この仕事の具体的な仕事内容と1日の流れ
  • 給料・勤務時間・休日の実情
  • 実際にきつかったこと
  • この仕事で良かったこと
  • 向いている人の特徴

今回はテレビADの仕事を経験された方に体験談をいただきました。

実際に働いてみて感じたリアルな声をお届けします。これからテレビADを目指す方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。

雇用形態 正社員
勤務地 兵庫県
勤務時間 不定(1日12〜18時間・深夜作業あり)
休日 不定(月3〜6日・番組スケジュール次第)
給料 年収280万円
必要資格 特になし(普通自動車免許あると有利)
業種 テレビ制作会社
主な業務内容 番組のロケハン・出演者対応・小道具準備・テロップ発注・ロケ同行・編集立ち合い・雑務全般
性別 男性
年代 20代
目次

始めたきっかけ

子どもの頃からバラエティ番組が大好きで、「テレビを作る側になりたい」と漠然と思っていました。大学は映像系の学部に進んで、就活ではテレビ制作会社に絞って受けました。22歳のとき、都内の制作会社に入社。配属先は某キー局のバラエティ番組。初日にディレクターから「ADの仕事に定時はないからね」と言われて、冗談だと思っていたら本当でした。

1日の仕事内容

朝10時に局に入って、まず先輩ディレクターから指示を受けます。「来週のロケのリサーチやっといて」「○○のフリップ作って」「弁当30人分手配して」。ADの仕事は雑務の塊で、1日に10〜20個のタスクが同時進行します。

ロケの日は朝7時集合。機材の積み込みから始まって、ロケ先での出演者のアテンド、弁当の配り、通行人の整理、天候の確認。撮影中はディレクターのそばでメモを取りながら、次のカットの準備を同時に進めます。ロケが終わるのは夕方〜夜。局に戻って素材のログ取り(映像の内容を時系列でまとめる作業)を始めると、気づいたら深夜2時。タクシーで帰宅して、翌朝10時にまた出勤。

編集期間は局に缶詰め状態。ディレクターが編集室にこもっているそばで待機して、「この素材持ってきて」「テロップ直して」「音楽変えて」の指示に即座に対応。22時を過ぎてもお構いなし。終電を逃して局のソファで仮眠するのは月に何度もありました。

この仕事できつかったこと

拘束時間の長さが殺人的です。朝10時から翌朝5時まで仕事、仮眠して10時に再開。こんな日が週に2〜3回あります。月の総労働時間が300時間を超えることもザラで、「いつ寝てるの?」と聞かれても自分でもよくわからない。1年目の秋に過労で倒れて、救急車で運ばれたこともあります。

給料が労働時間に見合わない。年収280万円を月の労働時間で割ると、時給500円を切る計算。コンビニのバイトの方がよっぽど割がいい。同世代の友人が土日に遊んでいるSNSを見るたびに、「なんで自分はこんな生活をしているんだろう」と虚しくなりました。

ディレクターによるパワハラまがいの指導もきつかった。「使えねえな」「こんなこともできないの?」「やる気あるの?」。怒鳴られる日々が続くと、自分の存在価値がわからなくなります。ADの離職率は高くて、同期5人のうち3人が1年以内に辞めていきました。

この仕事で良かったこと

自分が関わった番組がオンエアされて、視聴率が良かったときの達成感は言葉にできません。家族や友人から「番組面白かったよ!」と言ってもらえると、あの激務は無駄じゃなかったと思えます。エンドロールに自分の名前が載ったときは、画面を何度もリプレイして泣きました。

テレビ業界の裏側を知れるワクワク感は他の仕事にはない特別なもの。有名タレントと直接会話する機会もあるし、普通の人が入れない場所に入れる。ロケで全国を飛び回る非日常感は、激務の対価としてギリギリ釣り合っているかもしれません。

ADの経験は「どんな仕事にも耐えられるメンタル」を鍛えてくれます。理不尽な要求にも臨機応変に対応するスキル、限られた時間で最大のアウトプットを出すスキル。テレビADを2年やった人間は、他のどんな仕事に行っても「楽だ」と感じるとよく言われます。

この仕事を辞めた理由

辞めていません。3年目で、ADからアシスタントプロデューサー(AP)に昇格。ディレクターの補佐だけでなく、企画のプレゼンに参加する機会も増えました。いつかは自分がディレクターとして番組を作る側になりたい。その目標があるから、きつくても踏ん張れています。

この仕事が向いている人

テレビが本気で好きで、「番組を作りたい」という明確な目標がある人に向いています。体力と忍耐力は絶対条件。理不尽に耐えられるメンタルと、何でもやる雑食性が求められます。逆に、ワークライフバランスを重視する人や、規則正しい生活がないと辛い人には絶対におすすめしません。

この仕事に就きたい人へ一言

テレビADは「修行期間」です。3〜5年ADを経験したら、ディレクターやプロデューサーに昇格するか、映像制作のスキルを活かしてWeb動画の制作会社やYouTubeの制作チームに転職するのが現実的なキャリアパス。テレビで培った企画力と制作力は、動画マーケティングの世界で引く手あまたです。

体と心を壊す前に次のステップを考えてください。テレビ業界の外にも、映像を作れる場所はたくさんあります。

よくある質問(FAQ)

Q. テレビADに学歴は関係ある?

A. キー局直接採用は大卒以上が基本ですが、制作会社のADは学歴不問のケースが多いです。映像系の専門学校卒や高卒で活躍しているADも少なくありません。やる気と体力が最大の選考基準です。

Q. テレビADの年収はどれくらい?

A. 制作会社のADで年収250〜300万円。APに昇格すると350〜400万円。ディレクターで400〜600万円。プロデューサーで600〜800万円以上。キー局の正社員なら入社時から年収500万円超のケースもありますが、採用は超難関です。

まとめ

テレビADは殺人的な拘束時間・低賃金・パワハラ的な指導がきつい究極の激務職です。しかし、自分が関わった番組のオンエアの感動と、テレビ業界の裏側を体験できる非日常感は唯一無二。「番組を作りたい」という強い意志があれば、ディレクターへの道が開けるキャリアのスタート地点です。

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社畜王の中の人

板前、運送、不動産、Webディレクターなど、複数の業界を渡り歩きながら転職を重ねてきた“現場型キャリア”。未経験分野への転職やキャリアチェンジを実際に経験してきたからこそ分かる、「通用するスキル」「転職で評価されるポイント」「失敗しない選び方」をリアルベースで発信しています。遠回りしてきたからこそ見えてきた、“再現性のある転職の考え方”を共有していきます。

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