【読者体験談#3】料理教室の運営スタッフ体験談。料理好きなだけじゃ続かない。。。

【読者体験談#3】料理教室の運営スタッフ体験談。料理好きなだけじゃ続かない。。。

料理が苦手な方やレパートリーが少ない方に需要のある「料理教室」。

そんな料理教室のスタッフを経験された【まっちー】様は、料理好きなだけではやっていけない仕事だと言っていました。

何がそんなにつらいのか、体験談をご紹介したいと思います。

雇用形態 正社員
勤務地 大阪府守口市
勤務時間
9:00〜22:00(シフト制)
休日
年末年始、その他シフト制
給料
20万〜30万(基本給プラスインセンティブ)
必要資格 特になし
業種 料理教室の運営スタッフ
主な業務内容 営業

始めたきっかけ

求人のホームページを見ていて、料理教室の運営スタッフの仕事を見つけてすぐにやってみたいと思いました。
この仕事をしたら料理の大切さを伝えられるし、大好きな食に関われると思ったからです。
あとホームページにのってるスタッフの方がみんなキラキラしていて、仕事内容がとても楽しそうに見えました。
プライベートも充実するし、産休制度もあると書いてあったので始めてみました。

 

1日の仕事内容

朝に掃除、野菜や調味料の計量。その後ミーティング。授業を予約している生徒さんからどのくらいコースの追加契約が取れそうか考え、面談して営業をかけたりする。

体験レッスンが入っていれば、その後料理教室に通う気があるのかどうか、どのように体験レッスンを進めていけば契約を取れるのかということを打ち合わせする。

その後料理、パン、ケーキなどの授業の予約が入っていれば約2時間のレッスンを行う。授業が終わった後体験レッスンの予約が入っていれば体験レッスンを行う。その後夕方に発注業務。休憩は行ける時に行く。休憩後再び予約が入ればレッスンを行い、入っていなければ体験レッスンの予約を入れるために店頭でチラシ配りをする。

最後にレジ締め、日報の記入を行う。全生徒が帰ったら洗い物や洗濯、鍵締めをして業務終了。

この仕事できつかった事

料理を広めることができると思って入ったのに、数字を追い求められるだけの営業でした。

料理、パン、ケーキなどそれぞれの授業も担当しなければ行けない他、発注業務や掃除や電話応対、クレーム応対、さらに営業活動もしなければならず、ご飯を食べる暇がないときも多々ありました。

生徒に「お金がきついから追加のコースの契約はしない。」と言われていても営業かけなければならず、嫌な顔をされることも何度もありました。

体験レッスンは無料だから受けにきただけという人も多く、新規契約が取れなければ上司に理由を問い詰められました。サービス業なので生徒が帰らないとスタッフも帰ることができず、22時に終わらず残業になることも多々ありました。

この仕事で良かった事

料理、パン、ケーキの授業を担当するのにそれぞれに研修や勉強会があったので、仕事をしながら知識をつけることができました。
知識が身につくので家でも実践でき、家庭の食卓が豊かになりました。
また授業で自分が知らない食材や料理が出てくることも多く、食が好きだったのでとても楽しかったです。
営業なのでトークもたくさん勉強し、相手の話を聞く姿勢を学ぶことができ、人と話すことが上手くなりました。

体験レッスンを受けにくる人はいろんな方がいるので、嫌味な人もいればとても良い人もいて、社会勉強になりました。

この仕事を辞めた理由

料理が好きで始めた仕事なのに、営業ばかりで日々数字ばかりに追われることがつらかったです。

生徒に断られたり、営業をかけてクレームをつけられたりなど、段々自分が営業に向いていないことに気がついてきたので仕事が嫌になりました。

営業数字が上がらない日々が続くと上司との面談で指導を受けたり、ロールプレイングをしたり、営業数字に頭の中が支配されていきました。

残業や休みの少なさにも不満で、体調を崩すことも多かったです。また一緒に働いている先輩が気分の浮き沈みが激しく、とても気を使わなければならなかったので疲れてしまいました。

毎日行く前に気分が悪くなり、なんとか通っていましたが精神的にも限界がきていました。

そんなときに結婚し、シフト制であることや土日祝が仕事であることに限界を感じ、良いタイミングだったのて辞めました。

この仕事が向いている人

人の気持ちよりも自分の営業成績のためにガンガン攻めることができる人。

「この人はお金がないから」とか、「仕事が忙しいからコース契約しないんじゃないか」と思わず、契約させるんだという気持ちで営業ができる人。どんなに嫌な顔をされてもめげてはいけません。

あと気が強く、人のことを蹴落としてでも上に上がっていきたいという気持ちがある人。気が強くないと女性社会なので負けてしまって生き残れません。

あともし今働いている料理教室があるとするならば、職場自体が大好きで、自信を持ってコースを生徒に進めることができる人。

節約家ではなく、自分自身が大きなお金を使える人が営業をかける際も有利だと思います。

土日祝が仕事であることやシフト制で不規則であること、休憩時間がないことにも不満をもたずに働ける人。数字に追われて仕事に熱中することが好きな人に向いていると思います。

この仕事に就きたい人へ一言

料理やパンやケーキ作りが大好きで料理教室の運営スタッフになっても、現実はお金を払ってくれる生徒がいて、コース契約をしてくれないと店舗は回りません。

なので営業を必ずかけなければならないので、食が好きだからなどといった理由だけで料理教室の運営スタッフに就くことはオススメしません。

営業も取れて授業も楽しめる自信のある人は楽しいと思うのでやってみたら良いと思います。

 

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