「大手居酒屋チェーンはブラック」。なぜそんなイメージがついてしまったのでしょうか。
それはあるひとつの事件がきっかけとなりました。
数年前に某大手居酒屋チェーンに勤めていた女性従業員が、過労自殺をしてしまったのです。
深夜の残業や長時間の労働のせいで、精神的にも体力的にもきつかったのが原因でした。
その事件は大きな話題となり連日ニュースで放送されたため、ブラックなイメージが世間に浸透したようです。
そんな大手居酒屋チェーンですが、その事件がきっかけで労働条件が見直されたようですが実際はどうなんでしょうか?
そう簡単に変えることはできませんよね。
今回はそんな居酒屋チェーン店で働いたことのある【ゆりゆり】様にご紹介して頂きます。
雇用形態 | アルバイト |
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勤務地 |
東京都新宿区
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勤務時間 |
17:00~5:00(ばらつき有り)
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休日 |
シフトによるが週3日週末以外
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給料 |
15万
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必要資格 |
なし
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業種 |
飲食業
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主な業務内容 |
居酒屋ウェイトレス
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始めたきっかけ
小学校の友人と一緒のバイトがしたかったから。
1日の仕事内容
パントリーにてドリンク作り、お客様への配膳。オーダーをとり、ハンディカムという機械に打ち込み厨房へ依頼して、出来上がったら配膳する。お客様の机の上に空になったお皿やジョッキがあればお下げして、ドリンクのおかわりをお伺いする。また、下げてきたジョッキの洗浄とお皿の洗浄をする。
お客様がお帰りになる際にレジにてお会計をしてお金を頂く。次のお客様が使えるように空いたお席を素早く片付けて、新しくおてふきとお皿、お箸をセットします。
閉店後は、床掃除とパントリー掃除を潜在を使って丁寧に行います。
この仕事できつかった事
仕事時間が深夜から朝方に及ぶ日もあるため、その後に大学に通うと授業が眠くて仕方なかったことです。
また、一日立ちっぱなしなのと、ジョッキやお皿を運んだり、宴会の際はかなりの量の食器を片付けるため力仕事で筋肉痛になりました。働き続けたことにより筋肉がつくくらい大変できつかったです。
あと私が働いていたところは学生街のため時には無茶な飲み方をするお客様も多く、嘔吐物の片付けは今でもきついなと思う仕事の一つです。
また週末は開店から常に忙しく、動き回ってドリンクを作りや配膳、片付け作業などするため、頭や心の余裕がなくなるくらい忙しいことです。
この仕事で良かった事
お酒が好きなので色々なカクテルの作り方を学べたことです。
店長から期限が切れそうなカクテルのリキュールは持ち帰っていいと言われ貰えたりしたので、家で飲むお酒に困らなくなりました。定期的に新しいメニューのカクテルやプレミアがつく焼酎や日本酒が研修で作って飲めるのも嬉しかったです。
また、接客業で人見知りが改善したことです。
接客業は話し方や人への気遣いを学べるので、一度は経験した方がいいと感じました。相手の目線にたった話し方や敬語等も教えてもらいよかったです。
この仕事を辞めた理由
あまりにも激務過ぎて、学業とプライベートに支障をきたすと考えたからです。
まずアルバイト面接では「週に3日で17時〜23時まで」という約束で入っていたのですが、仕事が大変なためアルバイトの人の入れ替わりが激しく、常に人が足りないため17時〜5時で週に6回入らなければいけない日もあり、正直辛くなりました。
個人店ではなく大手チェーン店だったので、経費削減のためにギリギリの人数でまわしており常に忙しく、忙しくて不満が溜まっていき、結果集団でストライキして辞めました。
この仕事が向いている人
人と接するのが好きな方や明るい方、人が喜ぶことにやりがいを感じる方におすすめです。
常連のお客様とも仲良くなりやすいので、その方の好みを覚えて接客すると喜んでくれるので、嬉しいです。
また、力仕事なので体力に自信がある方にもおすすめです。
動き回るのでダイエット変わりにもなり、私はあまり食べても太らなくなりました。
また、居酒屋メニューやお酒が好きな方も色々なレシピを覚えられるので役に立つし、おもしろいと思います。
この仕事に就きたい人へ一言
居酒屋の媒体によってはかなり激務になるので、アルバイトで副業であったり学生の方は学問や本業に支障をきたさないように、無理しないでください。